性的映像をネタに宿泊客を恐喝した男2名が逮捕 ホテル客室にカメラを仕込み…
ホテルのスタッフや作業員たちは、隠しカメラの存在をまったく知らなかった。
自分が宿泊するホテルの客室に、隠しカメラが仕込まれているのかも…などと想像したことはあるだろうか。このような事件が起きてしまうと、どこのホテルも決して安全とは言い切れないようだ。
インドでこのほど、1組のカップルが思わぬ事件に巻き込まれたことを、『Times Now News』『Times of India』などが報じている。
■ホテルに潜伏していた男2名
事件は9月、ウッタルプラデーシュ州ガウタムブッダナガル地区のノイダ市にあるOYOホテルで発生した。
容疑者の男2人がそのホテルに潜伏し、ある部屋から出てきたカップルを追跡して男性の自宅を把握。その後、氏名や電話番号などを調べあげると、性行為中の姿を捉えた動画をネタに男性を恐喝した。
■「SNSで動画をさらす」
被害にあった男性は、さっそく警察に相談。WhatsAppでコンタクトしてきた人物が、彼と交際相手の性的な動画を持っており、5万ルピー(約9万円)を要求してきたことを訴えた。
「お金を支払わなければこの動画をSNSでさらす。お前の家族や友人たちにも送り付ける」などと脅されたという。
■泊まったホテルの部屋に…
警察はWhatsAppの電話番号からアカウント所有者を割り出し、同州ガーズィヤーバードに住むヴィシュヌ・シンとアブドゥル・ワハブの2人を容疑者として特定した。
両容疑者は警察の取り調べに対し、「8月末にOYOホテルのある部屋に宿泊し、カメラを仕込んでおいた」「9月にその部屋に1組のカップルが泊まったことがわかり、再びそこを指定して予約し、カメラなどを回収した」などと供述したという。
■カードや預金口座は他人名義
両容疑者は他人名義で登録されているSIMカード、そして銀行口座とATMカードを使用していた。これらを売って1万5,000ルピー(約2万7,000円)を手にしていた、パンカジとサウラブという男2人も逮捕されている。
なお、隠しカメラの存在をまったく知らなかったことから、OYOホテルのスタッフや作業員たちを起訴する予定はないという。
・合わせて読みたい→小学生息子のタトゥーを母親が許可 保健室で真相発覚し通報される
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)