私用での有給申請、会社の回答に目を疑う… 「これ違法では」と疑問の声続出
有給取得の理由を「私用」で申請したのだが…。会社からの回答「8文字」に、ネット上では疑問の声が多数上がっている。
先進国の中で、有給取得率が殊更に低いとされる日本。この記事を読んでいる読者諸君は、果たして有給を毎年消化し切れているだろうか。
なお現在ツイッター上では、有給取得の際に会社から返ってきた「予想外すぎる回答」に、ツッコミの声が寄せられており…。
■会社の「回答」に目を疑う…
注目を集めているのは、ツイッターユーザー・えいきさんが投稿した1件のツイート。
「弊社…？」とだけ綴られた投稿には、休暇申請時に使用する書類の写った写真が添えられており、区分の項目は「有給休暇」にチェックがつけられ、希望する有給取得日が記されていた。
有給取得の理由を説明する項目には「私用」という表記が確認でき、一見すると何の変哲もない書類なのだが…こちらの理由の下には「私用は使えません」と綴られた、じつに衝撃的なメモ書きが貼られていたのだ。
■「労働者の権利」と疑問の声
こちらのツイートは投稿からわずか数日で1万件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「私用で十分だろ…」「こういう会社ってまだあるんですね」「有給は労働者の権利なのですが」「流石に酷すぎる」「これ労基に相談できる案件では？」など、疑問の声が多数寄せられていた。
なお、ツイート投稿主・えいきさんに詳細を尋ねたところ、上司からは「有給申請が被り、現場が回らなくなる対策として『ずらせない用事があるのか』を確認したかった」という説明があったそうだ。
件のツイートには「有給の理由を無理に聞き出すのは違法」「有給理由に『私用』を認めないのは違法」といった意見も多く寄せられていたため、今回は「有給の理由」をめぐる周辺ルールについて、厚生労働省の「労働基準局監督課」に詳しい話を聞いてみることに。
すると、ネット上で「通説」となっている意見の、知られざる真実が明らかになったのだ…。
