60代女性が「大麻入りカップケーキ」食べ救急搬送 結婚式ビュッフェに何者かが混入
新郎新婦のオーダーか、業者や参列者、それとも式場のイタズラか。大麻入りケーキの真相は謎のままだ。
参列者みんなで新郎新婦の門出を祝い、ますますの幸せを願う結婚式。だが、その晴れの日を台無しにしてしまうハプニングが稀に発生する。
このたびイギリスで結婚式場から1人の女性が救急搬送されたが、なんとも恐ろしい理由だったことを『Metro』や『TMZ』など海外メディアが報じている。
■意識不明で救急搬送
数日前、イギリス南西部のデヴォン州にあるトーベイ病院に、2名の急患が運ばれてきた。うち63歳の女性は意識がなく、脈拍も弱いうえ顔色は灰色がかり、深刻な状態だった。
その後、この2人が同じ結婚式に参列しており、そこでは食事がビュッフェ形式で提供されていたことがわかった。
■カップケーキを口にした途端
2名患者のは、ともにカップケーキを口にしていた。女性はその直後に意識を失い、もう1名も体調不良を訴え倒れ込んだという。
女性の親族はメディアの取材に「救急隊が到着するまでの間、心肺蘇生法が必要かもと思うほど、彼女はぐったりしていました」と説明。女性は病院へ搬送されて約12時間後の翌日午前3時、やっと意識を取り戻したそうだ。
■参列者に大きなショック
前日のことを「何が起こったのか、全くわからない」と話す女性に、家族はカップケーキに大量の大麻(マリファナ)が混入していたことを説明した。
女性は「それを知っていたなら、絶対に口にしませんでした」と語り、その家族や他の参列者も「小さい子供たちもいる場で、なぜこんなことを…」と、ショックとともに強い憤りを示している。
なお、その日の結婚式場には警察も呼ばれたが、誰がいつ混入したのかを調べることは難しく、証拠不十分のため不起訴となったという。
■欧米で「大麻入り」が続々と解禁
欧米の若者の間では、大麻を混ぜてブラウニーやクッキー、ピザなどを作り、友人同士でワイワイとパーティを楽しむことが増えている。
特に大麻が合法化されている地域では、クッキーやグミ、チョコレートなどのスイーツほか、オリーブオイル、ドリンク、はちみつにまで「大麻入り商品」が続々と発売されている。
なんと制汗剤、ボディソープ、入浴剤、はたまたドッグフードにまで含まれるものがあるが、今回の一件でもわかるように、それで意識不明に陥る人もいる。安全性の保証は全くないようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)