『ドラクエ』史上“最鬱”のエピソード 「人間が怖くなった」の声も
『ドラゴンクエスト』史上最鬱シナリオと言われる「レブレサックの村」とは…。
■プレイヤーのトラウマ「レブレサックの村」
中でもプレイヤーらをトラウマのどん底に落としたエピソードは、「レブレサックの村」だ。魔物たちが作り出した濃霧によって封印されていた同村。この村の神父と少年ルカスの両親が元凶であるボトクの元へ行くが、ルカスの両親は殺され、神父は村人の命の保障を条件にボトクと取引し、姿を入れ替えられることに。
しばらく経って魔物の姿で村に戻ってきた神父を、村人たちは元凶だと思い込み、その魔物に対しての村人たちは暴行。最終的には、火炙りの刑直前まで追い詰められてしまう。そこで主人公らがボトクを倒し、神父の呪いを解くことに成功。元の姿に戻った神父を見た村人たちは驚愕し、犯した過ちを二度と繰り返さぬよう一連のできごとを記した石碑を作り、後世に語り継がれるはずだった…。
■未来に戻るも…
現代で主人公らがレブレサックの村を訪れると、そこの石碑には「村を襲ったのは主人公たちで、神父と村人たちが村を守った」といった旨の内容に都合よく書き換えられており、この村に住む少年リフ以外の村人はその捏造された歴史を信じ込んでいた。
その後、リフと主人公らが本物の石碑を発見。村長のもとへと石碑をもっていくも、村長は村の屈辱の歴史を隠蔽するため、なんと斧で石碑を木っ端微塵に破壊し、何事も無かったかのように真実を闇に葬ってしまうのであった。