『ドラクエ』史上“最鬱”のエピソード 「人間が怖くなった」の声も
『ドラゴンクエスト』史上最鬱シナリオと言われる「レブレサックの村」とは…。
第1作目の発売から36周年を迎える『ドラゴンクエスト』シリーズ。世界中で愛されている王道RPG作品となっており、メインタイトルで11作、他にも外伝的な作品が多数輩出されている。
■『ドラクエ7』のトラウマ
そんな『ドラクエ』シリーズには「大人向け」の暗い雰囲気のストーリーが展開されているものもあり、一部ファンの中ではトラウマになっている人も…。
中でもファンの心を抉ったのは、シリーズ最鬱シナリオを持つ『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(以下『ドラクエ7』)だ。
■過去と未来を行き来する激重ストーリー
『ドラクエ7』の世界観は、魔物もいなければ敵国も存在せず、遺跡や神殿を探索する「平和な世界」から物語はスタート。これまでの『ドラクエ』シリーズでは、魔王討伐の使命といった明確な目的が序盤からあり、緊迫とした世界観が続くが、同作の序盤は好奇心溢れる展開となっている。
しかし、その後人間の心を残した魔物と泣く泣く対峙することとなり、過去と未来を行き来しながら「魔物とは? 悪とは?」をテーマにストーリーが展開していく。『ドラクエ7』は、この序盤とそれ以降の落差が見事な作りとなっており、心を抉るようなエピソードがいくつも飛び出してくる作品となっているのだ。