『科捜研の女』に「雰囲気変わった」の声続出 関係者が語る”リニューアル”の裏側
18日、『科捜研の女』の新シリーズが始まった。長寿作品にはマンネリ化を防ぐ工夫も…。
「科学は嘘をつきません」「鑑定してみましょう!」──。18日、ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が放送された。同作は、沢口靖子が主演を務める人気シリーズ。
今作はこれまでの木曜午後8時から火曜午後9時枠に移動しての放送だった。それに伴ってか、今回は普段のシリーズとは異なる点が多くて…。
■20年以上放送される人気作
『科捜研の女』は、科学を武器に凶悪・ハイテク化する犯罪に立ち向かう京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコの姿を描いた物語。1999年に放送されて以来、20年以上放送されている人気シリーズだ。
「Season22」となる今作は新しい時間帯で登場。放送日が変わる大きな変更があったが、18日の初回平均視聴率は11.9%と相変わらずの人気ぶりを見せている。
■「全体的に落ち着いた雰囲気」
あるテレビ局関係者は、変わったのは放送日や時間帯だけではないと話す。
「沢口さん演じるマリコの私服が、以前よりシックで全体的に落ち着いた雰囲気になっています。公式ホームページで公開されているマリコのメインビジュアルも、これまでの前髪を下ろしたナチュラルな髪型から前髪をアップにしたクールなものになっています」(テレビ局関係者)。
■ネット上では絶賛する声
主人公の服装をはじめ、細かい部分も”リニューアル”しているという。「おなじみの科捜研のセットも最新設備が整ったものになっています。作品の演出やカメラワーク、照明などもこれまでよりシリアスな雰囲気になるよう意識しているようです」(前出・テレビ局関係者)。
「科捜研の女ファン」は早くもこの変化に気付いているようだ。
ネット上では、「映像、音楽、内容、全体的に雰囲気変わった」「同じキャストでもカメラ、照明とかで印象変わるな」「新しい科捜研の女、全体的に落ち着いて見やすくなった」「変わるところ、変わらないところ、どっちも大事にしてる感じがして好き」など、新シリーズを絶賛する声が多数あがっている。
■随所で変化が見受けられて…
前出のテレビ局関係者は、今作に限らず、長年放送される中で少しずつ変わっているところがあると指摘する。
「2004年の『Seanson4』くらいまではコミカルな要素が多かったですが、それ以降しばらくシリアスな作風が続き、2018年の『Season18』から再びコミカルな要素が増えるなど、作風が変わっています。また、初期のマリコは負けん気が強く、周囲と衝突することが多かったのですが、年齢が上がったことで冷静沈着で真面目な性格に成長しています。長く続くシリーズだからこそ、随所で変化させてマンネリ化しないようにしているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)。
これからも『科捜研の女』はたくさんの人を楽しませるドラマであり続けるに違いない!
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)