32年ぶりの水準が続く円安 世間が予想する「年内最安値」はいくらなのか

1ドル149円台も更新した円安。年内にどこまで下落するのか、予想を聞いてみたところ…。

円安・為替

インフレ対策のため米国で利上げが続く一方、日本銀行が「異次元緩和」の金融政策を続けていることもあり、円安の勢いが止まらない。9月22日、日銀はドル売り・円買いの為替介入を実施したことを発表したが、円高の効果は一時的なものにとどまった。


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■18日には1ドル149円台に

日本時間の17日夜には、1ドル148円89銭で32年ぶりの円安水準を更新。さらに、18日朝には149円台に突入し、連日安値を更新している。かつて円安は「輸出産業に有利」と評価され、政府・日銀はむしろ円高を是正する方向に為替介入を行ってきた。

しかし今や、生産拠点の海外移転も進んだため、以前ほどの輸出メリットは見出しづらく、また多くを輸入に頼っている燃料や食料品などの値上がりが家計を直撃している。この状況に対して、世間はどのような予測をしているのだろうか。

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■「150〜155円」が最多

Sirabee編集部は、全国10〜60代男女880名を対象に調査を実施。年末までに達成すると思う「1ドル=円の最安値」を聞いたところ、最も得票の多かったのは150円(155円には至らず)で、33.0%を占めた。

円安

155円(〜160円未満)が22.3%、160円(〜165円未満)が20.1%と、165円未満までの予想が8割強となっている。


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■日本側からは打つ手なし

日銀の為替介入も、先月の結果を見れば今ひとつ効果薄。日米の金利差を縮めるような利上げも、2022年3月までに1,241兆円まで積み上がった国債発行額や国内の景気状況を鑑みると判断しづらい状況。日本サイドの打ち手は限られている。

米国のインフレが一段落し、日本の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が利上げ政策を転換しない限り、ドルの高止まりはしばらく続きそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年10月12日~2022年10月16日
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)

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