父親2人がお互いの娘を撃ち殺人未遂で逮捕 運転が原因でケンカに…
道路上のささいな諍いがエスカレートし銃撃事件に。父親は撃たれた子供そっちのけで口論。
米フロリダ州で2人の男が、車の運転を巡るトラブルの末、お互いの娘を銃で撃ったとして、それぞれ殺人未遂の罪で逮捕された。ソーシャルネット上では、身勝手な父親たちの行動に多くの批判の声が寄せられているようだ。
■傍目からもわかる危険運転
ウィリアム・ジョセフ・ヘイル(32)とフランク・ギリアード・アリソン(43)の2人の男は、フロリダ州ナッソー郡の高速道路で激しいカーチェイスを繰り広げていたという。
地元メディアの報道によると2人は路上で乱暴な運転をしながらお互いを罵りあっており、目撃者は「何か悪いことが起きると確信するような光景だった」と語っている。
■挑発合戦がエスカレート
彼らはお互いの車の進路を遮ろうとして急ブレーキを踏んだり、無謀な運転を繰り返した。ある時点でヘイルが窓を開けて相手に止まるように叫び始めると、アリソンの車の助手席に座っていた人物は中指を立ててこれに応答した。
これに怒ったヘイルが相手の車に向かってペットボトルを投げ入れると、アリソンは45口径の銃を取り出して発砲し、その場を逃げ去ったという。
■銃撃がお互いの娘に…
アリソンが撃った弾は後部座席に座っていたヘイルの娘の足に当たり、娘が撃たれたことに気づいたヘイルは逃げた車に追いつくと、半自動拳銃を乱射。発射された弾のうち3発は車体に当たり、1発はアリソンの14歳の娘の肺に穴を開けたという。
その後、2人の父親は殺人未遂で同じナッソー郡刑務所に収監されており、救急隊員によって病院に運ばれた娘たちの命に別状はないそうだ。
■批判の声が噴出
お互いの子供を撃った父親2人は車を止めたが、適切な蘇生措置などを行わず、そのままパトカーが到着するまで口論を続けていたという。
SNSでは2人の無責任な振る舞いに対して「信じられない」「銃と免許を剥奪するべきだ」「子供を乗せた車でそんなことをするなんて」と、厳しい批判の声が相次いでいる。
また、警官は逮捕報告で「彼らの行為は非常に危険であり、人命を考慮しない無思慮さを示した」と述べている。
・合わせて読みたい→16歳少女が父親を石で殴殺 執拗な家庭内暴力に我慢できず…
(文/Sirabee 編集部・びやじま)