乙武洋匡氏、政府のマスク着用ルール検討に私見 「各自が判断すべきこと」
政府がマスク着用ルールを検討することに“ある既視感”を覚える乙武洋匡氏。周りに流される国民性に言及した。
作家の乙武洋匡氏が、11日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。政府がマスク着用ルールを検討する意向を示したことに私見を述べた。
■政府がルールを検討
現在、屋外でのノーマスクを推進している政府。岸田文雄首相は今月6日に開かれた参議院本会議にて、「マスク着用のルールを含めた感染対策のあり方について検討していく」と発言。
また、厚生労働省公式ツイッターでは11日に「マスクについては、屋外では原則不要です。人と近距離で会話をする場合は着用が推奨されます」と発表されている。
海外からの入国制限の緩和もあり、マスク着用について注目が集まる中、番組では政府によるルール決定の是非などが議論された。
■「怒らなければならない」
乙武氏は、政府がルールを検討することについて、「本来僕らはもうちょっと、怒らなければいけない話だと思っている」と訴え、「マスクをするしないはいろんな情報の中で各自が判断すべきこと」と主張。
「なんかどちらかというと固唾を飲んでそのルール設定を待っている気がする」と現状を捉え、「この滑稽さってなんだろうって振り返ったときに、数年前に流行らせようと思ってまったく流行らなかったプレミアムフライデーに似たものを感じていて」と、政府からの指示を待つことに既視感を覚えたことも明かした。
■受け身な国民性に変化を
政府のルール検討に言及した乙武氏は、「みんなの方向に流されるっていう国民性をちゃんと変えていこうっていう意味でも、マスクすべきか今外していいときか1人1人ちゃんと考えて判断しようよ」と、受け身な国民性に変化をもたらすためにも、各自の判断が重要だと語った。
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(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)