半数の人がやってしまう直前の悪あがき ありのままの体調でという医師の助言も
まだ先だと思っていたら、間近に迫っていた健康診断。なかには、ギリギリになって悪あがきをする人もいるのでは…。
■少しでも体重が軽くなるように
編集部が話を聞いた40代の男性は、「毎晩1本飲んでいる缶ビールを健康診断1週間前からやめるようにしています」と語った。気休めだとは思いつつ、なんとなく健康診断前のルーティーンとして禁酒しているのだという。
体重が気になるという30代の女性は、「ダイエットは続かなくてなかなかできないけれど、短期集中ならいけると思って、数日前から歩いたり食事を減らしたりしています」と述べた。結局大した効果がないことが多いが、数日だけだと思うと頑張れるのだそう。
■直前の悪あがきは良くない
しかし、健康診断というのは、ありのままの健康状態で受けることで、現在の体調を正しく知る良い機会であり、直前の悪あがきは良くないと言う医師もいる。
体重を気にして急に食事量を減らしたことで、水分摂取量が減り、尿酸値や腎臓の数値が悪く出てしまうことも考えられるほか、禁酒や禁煙は、直前の数日で数値が改善されることはないのだそう。
どうせなら、直前だけと言わず、健康診断を機に継続的に健康な生活を送れるよう心がけたいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)
対象:全国10代~60代男女1,686名 (有効回答数)