クリミア大橋で大規模火災が発生 両国の歴史的関係と人々の反応を解説
要人たちの主張が食い違い、両国とも混乱の最中にあることが分かる。
■事件を巡る人々の考察
ソーシャルメディアでは、この重大事件をめぐってさまざまな考察が交わされた。
大多数を占めているのは、ロシア当局が発表したように単純なトラックの火災であるとする意見だ。一方で、ロシアがこの爆発を単純な火災と報じているのは、「ロシア軍の脆弱性を隠すためである」と考え、爆発はウクライナ側の工作によるものとする意見も多い。
■前日はプーチン大統領の誕生日
中には、「ロシア側がわざと橋を崩壊させ、ウクライナに対して核兵器を使用する口実を作ったのではないか」という声や、「ロシア内の反・プーチン大統領勢力が、戦争を終結させるために爆発させた」という声も上がっている。
現在ロシアは緊急事態を検証する委員会を発足させ、詳しい現場検証に当たっている。爆発の前日は奇しくもプーチン大統領の誕生日であり、ソーシャルメディア上では皮肉を交えた「プーチンおめでとう」というコメントが目立った。