ガスト店舗の研修生、名札に謎の4文字が… 予想外な正体に「かわいすぎる」の声
大阪の、とあるガスト店舗で出会った猫型ロボット。名札に書かれた4文字が「かわいすぎる」と話題を呼んでおり…。
■それにしてもこのガスト、ノリノリである
近所のガストのネコチャン、2台目が導入されてて名札ついてた pic.twitter.com/SE2NZRbKtN
— tama #ハタチ (@tamacjp) September 25, 2022
大阪府大阪市内の某ガスト店舗にて、件の「とんかつ」に出会ったというtamaさん。
以前より同店舗を利用する際はロボットの挙動に注目していたのだが、ある日訪れた際にロボットが2台に増えていることに驚き、感動しつつツイートの写真を撮影したのだ。
当時の様子について「私もパソコンや車に名前を付けていたので、ロボットに名前を付けて、ちゃんと『研修中』にしてあげた店員さんに共感できました」「とんかつ、という名前もセンスがあって良いと思います」と振り返っていたのが、じつに微笑ましい。
ありがとにゃ pic.twitter.com/irRIqQkUs5
— tama #ハタチ (@tamacjp) July 16, 2022
続いては、同店舗のロボット命名事情についてすかいらーくに尋ねたところ、今回話題となったロボットに研修生の「とんかつ」、そしてもう1台にトレーナーの「ぷりん」という名前をつけたのは、店舗独自の取り組みであったことが判明したのだ。
命名の経緯について、店舗マネージャーは「いつも一生懸命頑張って働いてくれる猫型ロボットには、様々な表情やセリフがあり、ときには居眠りをしたりと、とても愛らしい存在なので『店舗の中で一緒に働く仲間として、名前があったらもっと愛着がわく』と思い、店舗内のスタッフと一緒に名前を考えました」と振り返っている。
名前を決める際には1ヶ月近く時間を要したとのことで、大切な仲間に対する真摯な思いが感じられるというもの。
決定時の様子に関しては「候補の中で『とんかつ』という名前がかわいらしく、スタッフが『ねぇ、とんかつ』と呼んでいる様子も愛らしいと思い、こちらに決定しました」「とんかつの名前が決定しその後、もう1台に『ぷりん』という名前をつけました」とのコメントを寄せてくれたのだ。
今回の取材に際し、同店舗のスタッフからは2匹のかわいらしさを捉えたイラストが寄せられていたのも、微笑ましい限りである。
■1年でこんなに多く進出を…
なお、これらの配膳ロボットが店頭に姿を見せたのは2021年8月上旬からのことで、当初は「しゃぶ葉」3店舗で試験的な運用を実施後、同月下旬からは「ガスト」4店舗での試験運用をスタート。
その後、2022年10月時点で約1,800店舗に約2,500台ものロボットを設置しているというから驚きである。今後の展開予定について、すかいらーくホールディングスは「2022年中に約2,000店舗に拡大し、約3,000台の導入を予定しております」ともコメントしていたのだ。
導入の背景については「人とロボットの協働によるサービスの充実(顧客満足度の向上)と、働きやすい環境づくり(多様な人財の活躍)を目的としたものです」「ロボットがフロアでの接客業務(料理の運搬)を担うことで、人による接客品質や、サービス効率化によりお客様の待ち時間を解消したり、クレンリネス(清潔な状態)の向上を図ることができます。また運搬業務の作業軽減により、シニアスタッフにも優しい職場環境を実現します」と補足している。
ぜひ次にガストを訪れる際は、愛らしいロボットたちの「名札」にも注目してほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)