笠井信輔アナ、各局のミサイル報道に疑問 「外でテレビ見てる人いない…」
北朝鮮の弾道ミサイル発射について、テレビ各局の速報を見比べた笠井信輔アナ。報道の難しさにも思いを馳せた。
■対象地域に食い違い
警告の対象地域について、フジテレビは北海道と伝えていたものの、TBSと日本テレビは青森県、テレビ朝日とテレビ東京は青森県と伊豆諸島が対象になっていたことを説明。いずれも当初は青森県にしか注意が呼びかけられず、「これ伊豆諸島の各島の皆さんは相当焦ったと思います。避難すべきか? しなくて良いのか?」と指摘する。
局によって対象地域が違った理由について、「じつは政府の発表はJアラートのほかにエムネットというのがあって、報道機関はそちらも見ることができるので、エムネットに小笠原諸島が入ってなかったのかも。そのためニュースコメントでは紹介しなかったのかもしれません」と推測。その後、次第に各局が独自の字幕で伊豆諸島への警告を表示したことにも触れた。
■報道の難しさも…
各局の報道について、「なぜそんなに気になるかというと、『とくダネ!』本番中に、北朝鮮のミサイルが日本列島越えたことがあり、1時間近くスタジオでしゃべりっぱなしだったことがあったのです」と自身の経験を振り返る。「当時得られた情報は限られていて、そこから状況を読み取るのはとても大変で、人命にかかわる問題ですから、不用意なこともなかなか言えないのです」と報道の難しさに思いを馳せた。
最後は「しかし、この時代に報道現場の人は判断が大変だったろうと思います。とりあえずお疲れ様でした」と労い、結んでいる。
・合わせて読みたい→武井壮、政府の情報発信に持論を展開 「分析や今後の対応も大切だけど…」
(文/Sirabee 編集部・けろこ)