41年間水のみで生きている女性 有名な「奇跡のヨガインストラクター」に
41年もファスティングを続けているが、体は健康そのものだという。
ベジタリアン、ヴィーガン、ペスカタリアンなど、世の中には菜食主義者が大勢存在する。だが、そんな人々でも驚くのが「水分だけで41年間生きてきた」と明かすベトナムの女性だ。『Oddity Central』などの海外メディアが紹介し、物議を醸している。
■固形物は口にせず
注目を集めているのは、ベトナムの南部に位置するロンアン省のタン・チャック・コミューンに住む、63歳のンゴンさんという女性だ。
ンゴンさんは41年間にわたり、固形物を一切口にしていない。時には砂糖を溶かしたり、風味付けでフルーツジュースを数滴入れたりすることがあるが、基本的には塩とレモン汁を入れた水のみで生きてきたというのだ。
■血液に疾患が見付かる
きっかけはンゴンさんが21歳の時だった。それまでは白米、肉、魚、野菜などの食事をとっていたが、次第に体調不良に陥り、視界はぼやけ、胃痛や嘔吐を繰り返すようになった。
病院で検査を受けたところ血液の疾患が見付かり、治療を始めたものの良くなる気配はなかった。「長くは生きられない」と思うようになってからは治療もやめ、しかし途方に暮れてしまったという。
■「肌つやもよく若々しい」と周囲
そんなある日、ンゴンさんの症状を耳にした別の医師が訪ねてきて、「食事を一切やめ、水に塩や砂糖を混ぜたものを毎日飲んでください」と助言したそう。
家族には猛反対されたものの、ファスティング(断食)を試してみるとンゴンさんの体調はみるみる改善され、ついに健康な体を取り戻した。現在の彼女は、周囲から「とても63歳には見えない」と言われるほど若々しく、肌もつややかで生命力に満ちているという。
■超上級のヨガポーズも楽々と
すっかり健康に自信を持ったンゴンさんは、鍼灸の資格を取るべく猛勉強。ヨガインストラクターの試験にも合格し、今では地域でも有名な鍼灸師およびヨガの先生として活躍している。
ンゴンさんはメディアの取材に「水分だけの生活は危険ですから、誰にも勧めたことはありません。これは私の体だけに起きている奇跡なのです」と明かし、あぐらをかいたまま両手の5本指で体を持ち上げてみせ、世間を完全に圧倒した。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)