男児が犬を保護施設前に置き去り 「守ってあげたかった」と書かれた手紙も

男の子の願いを叶えるべく、施設職員も努力している。

犬・少年

大事にしていた犬を、施設に連れて行った男の子。それにはとても深く悲しい事情があったことを、『The Mirror』など海外メディアが伝えている。


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■犬を置いて去った男児

メキシコで暮らす男の子が、飼い犬を段ボール箱に入れて動物保護施設へ。建物の前に箱を置いて、そのまま立ち去るという出来事があった。

職員が箱を発見して中身を確認したところ、中からは犬、クマのぬいぐるみ、そして男の子が一生懸命に書いたとみられる手紙が出てきた。「僕はアンドレ、12歳です」という簡単な自己紹介で始まる手紙には、犬を手放すことにした理由が詳しく書き込まれていたという。

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■悲しすぎる家庭の事情

手紙によると、男の子の父親は犬を誰かに売ってしまおうとしていたとのこと。また父親は暴力的で、犬を殴り蹴飛ばすなどして尻尾にケガを負わせたこともあったのだという。

そんな悲惨な状況から救うには、保護してもらうしかない。そう考えた男の子は父親には内緒で犬を連れ出し、施設へ。「僕を忘れないように」という願いをこめてクマのぬいぐるみを一緒に箱に入れ、施設の前に置くことにしたのだという。

「みなさんが僕の犬を救い、大事に世話をしてくださいますように」。男の子の手紙には、そうも書かれていた。

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