落語家・三遊亭円楽さん死去 事務所「肺がんの治療を再開した矢先…」
晩年は肺がんや脳腫瘍などの病と闘い、ことし8月下旬には肺炎で入院していた。
お笑い番組『笑点』(日本テレビ系)などで活躍した落語家の三遊亭円楽さんが肺がんのため30日に死去した。72歳だった。同日、所属事務所が発表した。
■肺がん治療を再開した矢先に…
事務所は公式サイトで「落語家 三遊亭円楽に関するお知らせ」と題して書面をアップ。
「弊社所属の落語家・三遊亭円楽が、9月30日に肺がんのため死去いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます」と報告し、「8月下旬の入院以降、肺炎は軽快し、肺がんの治療を再開した矢先のことでした。遺族、関係者一同、大変急なことで、今はまだ悲しみに向き合うこともできず、対応に追われております」と伝えた。
葬儀は近親者のみで行ない、後日お別れの会を開く予定と説明。「関係者のみなさまへは、改めてご案内申し上げます」とした。
■晩年は病との闘い
円楽さんは、青山学院大学在学中、師匠・五代目三遊亭円楽の目に留まり、落語の世界に誘われる。入門時から将来を嘱望され、弱冠27歳にして笑点の大喜利レギュラーメンバーに。1981年3月、真打ちに昇進。2010年3月に六代目三遊亭円楽を襲名した。
晩年は肺がんや脳腫瘍など病との闘いが続き、ことし1月には脳梗塞で入院。8月11日に国立演芸場の高座で復帰したが、同下旬に軽度の肺炎で再び入院していた。
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(文/Sirabee 編集部・RT)