100歳の女性が老犬の飼い主に 介護スタッフも協力し夢を叶える
「犬が欲しい」という夢を叶えた超高齢の女性が話題に…。
「孤独だから、せめて犬と一緒に暮らしたい」と考え、飼い始める高齢者も多いというが、犬の世話は簡単ではない。しかしある高齢女性が夢を叶えたこと、そして関係者のおかげで女性も犬も幸せに暮らせていることを、アメリカの『TODAY』が紹介している。
■犬を愛する女性
アメリカ・カリフォルニア州で暮らすジョハンナ・キャリントンさん(100)は、ドイツにある孤児院で成長。そのせいで、犬を飼うという夢は長いあいだ叶えることができなかった。
そんなキャリントンさんも大人になり自立し、犬を飼うように。しかし愛犬ロッキーが亡くなってからというもの、キャリントンさんの家はとても静かになった。
夫も亡くなり未亡人になったこともあって、キャリントンさんは「また犬を飼ってみたい」「寄り添い合って生きていきたい」と考え始めた。
■「再び犬と暮らしたい」
キャリントンさんは、娘のデビーさん(64)に「どこかから犬を引き取りたいのだけれど…」と相談した。だがキャリントンさんは、すでに100歳。犬の保護施設に行っても「その年齢では犬の飼育は無理でしょう」と断られるだろうと考えた。
そんなジレンマについて相談を受けた近隣住民のひとりは、たまたま老犬を保護する施設でボランティア活動中。そこで「うちの施設にいる老犬を、キャリントンさんに引き取ってもらうのはどうか」と思いついた。