安倍元総理の国葬“待機列”が3000m突破 地元では「仕事にならない」の声も
安倍元総理の国葬。献花待ちの行がどんどん長くなる一方、地元では様々な声が…。
安倍晋三元総理の国葬が27日、東京・九段下「日本武道館」で執り行われ、約3,000mに及ぶ一般献花待機列ができた。周囲には数多くの警察官が警備にあたっており、みな静かに自分の番を待った。
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■3km超える人の列
早朝から献花を行おうと多くの人がこの地を訪れていたが、国葬が開始される14時前になると参列者が急増。献花台の順番待ち列は、千鳥ヶ淵を先頭に、くねくね裏通りを経由しながら半蔵門駅、麹町駅、四ツ谷駅を超えた交差点まで及び、その距離は約3kmにのぼる。
待機列は2人1列で形成されているため、裏通りに入ると歩道がほぼ人で埋まってしまう状況に陥っていた。
■「仕事にならない」
記者は献花台のある九段坂公園から最後尾まで歩いた。所要時間は約1時間。通常なら30分程度で歩ける距離だったが、人通りの多さもあり、思うように歩みが進まない。
途中、宅配便業者の男性に話を聞くと「ほとんど今日は仕事にならないですよ(笑)。トラックも駐車できないし、そもそもマンションに台車が入らない状況」と苦笑い。インド料理店のマスターも「(行列で)店の看板がほとんどみえない。今日はチョットお客サン少ないね」と献花待ちの行列を眺めていた。
■飛ぶように売れる花
また途中にはコンビニがあり、献花用の仏花を販売していた。地元の生花店も同様。長蛇の購入待機列ができる状況に。
献花は16時まで。午前中に献花を終えた50代女性は「朝はここまで並んでいなかったんです。いま友達と合流したので友人と再び並ぼうとしましたが、この長さでは時間までに到着しないかも…」と心配そうな表情を見せた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)