橋下徹氏、安倍元総理国葬への持論に賛否両論 「実態は国葬ではない」
橋下徹氏が7月に亡くなった安倍晋三元総理の国葬としての弔うことに持論を示し、賛否両論を呼んだ。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が25日、自身の公式ツイッターを更新。27日に日本武道館で行われる安倍元総理の“国葬”として行なわれる形に持論で否定した。
■国葬としての開催に否定論
橋下氏は『日曜報道 THE PRIME』 (フジテレビ系)に出演した立憲民主党の岡田克也幹事長が、安倍元総理の国葬に対し「国葬ではなく内閣葬なら反対しない」と発言した内容を取り上げた記事に反応。
自身としても「自民党は名前だけの国葬にこだわり誤った。今回の実態は国葬ではない。岸田さんはそのメッセージを出して国内をまとめるべき」との持論を示した。
■国葬は天皇の国事行為
あらためて「象徴天皇制の日本国においての国葬は、天皇陛下の国事行為に基づく儀式のみ。それ以外は内閣葬、政府葬、儀礼葬」と説明した橋下氏。前例をとりあげ「イギリスのチャーチル元首相の国葬はエリザベス女王が議会に書簡を送って理解を求めた。日本に当てはめるなら、内閣の助言・承認に基づく天皇の国事行為」との見解を示した。
続けて「共和制の国ではないのだから内閣の決定だけで国葬などできるわけがない。野党が言うように国会の承認が必要なのではない。天皇の国事行為にしなければならないのだ」と国葬が執り行われる流れについて否定。
最後は「この点しっかり説明して立憲民主の同意を得て、一丸となって安倍さんに弔意を示して欲しい」と求めた。