映画『ワンピースFILM RED』が二度と作れない完成度 その“幻想性”を考察
ワンピース映画『FILM RED』のヒット要因を考察。幻想性、歌と映画のこの上ない融合、赤髪海賊団と「家族」に注目する。
興行収入150億円を突破した『ONE PIECE FILM RED』。異例の大ヒットを成し遂げた同作品の秘密に迫りたい。
■『FILM RED』の記録的ヒット
原作者の尾田栄一郎氏も「やりたかったことは、全てが成功」という。実際に、非常に完成度の高い同作品の内容と、とりまく環境の両面から、ヒットの要因を探る。
■作品と歌
同作品の特徴は歌にある。主題歌の影響は大きく、記録的ヒットとなった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』でも、記憶を時代ごと呼び起こせるものは、LiSAが歌う主題歌の「炎」だろう。
『FILM RED』は、作品にとっての歌の重要性を多くの人に知らしめる映画となった。中田ヤスタカが手掛け、Adoが歌う主題歌「新時代」は、今作の主役ともいえるウタがどう活躍するのか、人々の興味を掻き立てた。
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