空港税関で巨大な密輸カタツムリ100匹が発見 穴の開いた袋から脱走し発覚
密輸の目的はペットにするため? 20センチのカタツムリが、渡航者の荷物から見つかった。
ドイツの税関職員は今月、巨大なアフリカ産カタツムリが約100匹ほど入った袋が、渡航者の荷物の中に隠されているのを発見したという。『AP News』『Washington Post』などの海外メディアが報じている。
■荷物から1匹が逃走
デュッセルドルフ空港の税関当局が16日に発表した内容によると、職員の1人が荷物運搬用のトラックの上に、1匹のカタツムリが這っているのを発見したという。
職員は当初、それが動き始めるまではおもちゃだと思っていたと述べている。しかしカタツムリが残した粘液の跡をたどると、そこでアフリカ産の巨大カタツムリを含む大量の密輸品を発見した。
■腐った肉や魚も…
発見されたカタツムリは、1匹が約20センチメートルの大きさ。穴の空いたバッグの中からは、袋に詰められたカタツムリが自由を求めて外へ出ようとしているところだった。
税関当局は、乗客の荷物から合計で93匹の巨大カタツムリと28キログラムの魚と燻製肉の入った袋、および腐った肉がいっぱいに詰まったスーツケースを押収した。
■カタツムリは保護へ
押収された荷物はすべてナイジェリアから輸入されたもので、西ドイツにあるアフリカ系の商店に送られる予定だったという。
また税関職員は、すべてのカタツムリはデュッセルドルフの動物救助サービスに引き渡され、残った魚や燻製肉は廃棄処分になったと述べた。
■目的はペット用?
空港のスポークスマンは「デュッセルドルフの税関の歴史上、カタツムリの粘液の痕跡が密輸の発見につながったことは過去一度にありませんでした」と述べている。
SNSではこのニュースに対して「想像しただけで気持ち悪い」「カタツムリをどうするつもりだったんだろう」「なぜヨーロッパではペットとして飼うことが許されているのか、いまだに理解できません」と、驚きの声が数多く上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)