『ちむどんどん』ヒロイン役で注目 黒島結菜、スタッフからの「意外な評判」
『ちむどんどん』の最終回が迫る。ヒロイン・黒島結菜には「意外な一面」があって…。
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』は、30日に最終回を迎える。最終話まで残り約1週間と迫る中、ヒロイン・黒島結菜の行動から目が離せない展開が続いている。
黒島はカメラが回らないところでは「意外な一面」を見せていて…。
■沖縄を舞台にした物語
『ちむどんどん』は、沖縄県の北部・やんばる地方の村に生まれたヒロインが高校卒業後、東京に上京して沖縄料理に夢をかけて修行する物語。婚約者の女性から”略奪”する形で好きな男性と結ばれるヒロインや妹の財布からお金を抜いてギャンブルに興じる兄など、「個性が強すぎる」キャラクターの行動はネット上でもたびたび話題になっている。
ヒロインを務める黒島は朝ドラ初主演。Sirabee編集部は、黒島が高校時代「成績優秀、スポーツ万能」で学校でも目立つ存在だったことを報じている。作中ではお転婆な性格だが、撮影現場ではどんな「顔」を見せていたのだろうか…。
■「日焼けもいとわない」
ある制作会社関係者は、撮影当初から彼女に驚かされたスタッフが多かったと話す。「感染対策のためスタッフはみんなマスクを付けているので、お互いの顔が覚えにくいです。そんな状況を見かねたのか、黒島さんは手書きでスタッフの名札を作ってくれたんです。朝ドラの現場はスタッフが非常に多いので、名札の数はゆうに100人は超えます。それをすべて自分で作ったので、業界内でも感心する声があがっていましたよ」(制作会社関係者)。
物語の舞台となる沖縄でロケが行われることもあり、屋外で撮影することも多かったという。そこでも「全力投球」だったようで…。「『日焼けしたほうが沖縄の主人公らしく見える』と日焼け止めは塗らなかったそうです。女優で美容にも気を遣っているはずなのに、あくまで作品を優先させたのでしょう。黒島さんは沖縄出身だけあって、暑さにも慣れている様子だったといいます」(前出・制作会社関係者)。
■カメラが回らないところでは…
あるテレビ局関係者は、意外なことに興味を持っていたと話す。「カメラや照明などの技術関係のスタッフの話を熱心に聞いていたそうです。黒島さんは映像や美術などを学べる大学に通っていたので、裏方の仕事にも興味を持っていたのでしょう。若いADや裏方のスタッフにも態度を変えず気さくに接するので、業界内でもすっかり黒島さんのファンになった人も多いんですよ(笑)」(テレビ局関係者)。
カメラが回らないところでも、座長として『いい雰囲気の現場にしよう』と心がけていたようだ。
■珍しい「連続出演」
黒島は、10月クールのドラマ『クロサギ』(TBS系)にヒロイン役で出演することが決まっている。『ちむどんどん』は9月初めにクランクアップしたことが報じられているが、前出のテレビ局関係者は今回のような「連続出演」は珍しいと話す。
「朝ドラは1年近く撮影するので、ヒロインを務めたタレントは撮影後しばらく仕事を入れないことが多いです。人によっては、1年くらい連ドラに出ないこともあります。『クロサギ』はすでに撮影が始まっているそうなので、黒島さんも参加しているのでしょう。彼女の仕事に対する思いの強さがうかがえますよ」(前出・テレビ局関係者)。
『ちむどんどん』は後少しで終わってしまうが、常に「全力投球」な黒島の快進撃は止まらなそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)