プーチン氏、約半年ぶりに習近平氏と再会も焦り? “相思相愛”のはずが…
米国と対立する両国は表向きには共闘を強くアピール。しかし相思相愛かといえばプーチン大統領の一方的な恋愛感情という見方も…。
■今月15日に再会
両者が会うのは、ウクライナ侵攻直前、北京五輪開催に合わせプーチン氏が北京を訪問した時以来だ。
プーチン氏は、「この半年間でも世界は劇的に変化したが変わらないものが一つある。それは中露の友情関係だ」と習近平氏に訴えた。習近平氏も、「激変する世界で中国はロシアとともに大国の模範を示し、主導的役割を果たす」と相思相愛ぶりを世界に示した。
■ウクライナ問題に言及せず
しかし、その後、プーチン氏は現実を知ることとなった。話がウクライナ問題に及ぶと習近平氏の顔色が徐々に厳しくなっていった。
プーチン氏はもしかしたら習近平氏が起こっているじゃないかと察知し、「中国の中立的立場を高く評価する」と主張のトーンを下げた。その後、習近平は笑顔もなくウクライナ問題では何も言及しなかったのだ。
欧米から経済制裁を食らうプーチン氏としては、「ロシア軍と中国軍が共同で軍事訓練を行っている」、「制裁で輸出できなくなった僕の石油や天然ガスを中国が沢山買ってくれて、中露経済は蜜月になった」と“習近平氏とは相思相愛”だと確信したに違いない。
しかし、習近平氏は厳しい顔をしたことで、プーチン氏は「え、支持してくれないの? 相思相愛じゃないの?」と焦っているに違いない。