「娘が私の親友の子を嫌い、困っています」 悩めるママに専門家がベストアンサー
親友と言えども、子育てが絡むと事情が変わってしまう場合がある。
同級生や地元の友人には、子供の学校などで知り合ういわゆる「ママ友」「パパ友」からは得られない特別な安心感がある、という人は多い。だが子供が生まれると、事情はやや異なってくる。
ある女性の悩みを、イギリスの『Mirror』が紹介し、大きな関心を集めている模様だ。
■親友の子が暴力的
30代だという女性には、学生時代からの親友がいる。卒業後も頻繁に会い、酸いも甘いも分かち合ってきた大切な友人だった。
ふたりは偶然にも同時期に結婚し、そろって妊娠。現在ともに6歳の娘を育てており、一緒に遊ばせようと家族ぐるみで交流し、外出や自宅の行き来を楽しんでいた。
だがそのうち、親友の娘は思い通りにいかないとかんしゃくを起こすようになり、怒って暴れると誰も止められなくなってしまった。
■「もう一緒に遊びたくない」
一方、女性の娘はおとなしい性格で、自分の意見をあまり言えないため、いつもやられっぱなし。女性は「親友のことは大好き」としつつも、ついに娘が「もうあの子とは遊びたくない」と言い出した。
深く悩んでいるという女性は、「これは相手の子育てに口を出すようなデリケートな話。娘の気持ちを打ち明けた瞬間に、親友との関係に亀裂が入ってしまいそうで怖い」と打ち明けている。
■「子供と友情は別物」
この件について、子育ての専門家であるコリーン・ノーランさんは、「いくら親同士が親友であっても、育児スタイルや子供に対する批判はセンシティブで難しい問題です」と解説する。
だが、子育てと友情は別物だといい、「それぞれ誰かに子供を預け、一度ふたりきりで会って話してみては」と提案。そこで「子供も一緒に遊ばせたい」と言われたら、娘があまり乗り気でないことを正直に打ち明けてみるよう勧めている。
■子供同士が親友になる必要はない
「親友を傷つけるかもしれないが、友情が本物ならきっと理解を示してくれるはず」とコリーンさん。親友もじつは不機嫌なわが子の育て方について悩んでいるかもしれず、良き相談相手になってあげられれば、それが理想だという。
さらにコリーンさんは、親たちが親友同士でも子供たちが同じようになる必要はないと言い切り、女性には「その反対に、子供たちが合わないから友情まで破綻するというのも違います」とのアドバイスを送っている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)