モーリー氏、五輪汚職事件の構図を分析 「国家のお墨つき」「強い世論」
東京五輪の汚職事件は、五輪によるナショナリズムに便乗したため起こった?
タレント・ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏が、17日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に出演。東京五輪の汚職事件に関し、逮捕された関係者にあった狙いを指摘した。
■逮捕者が止まらない五輪汚職
東京五輪のスポンサー選定をめぐり、企業側が便宜を受けたことへの謝礼を贈っていたとして、組織委員会元理事をはじめ多くの逮捕者が出ている一連の事件。
MCの今田耕司は「どういうふうなお金の請求なんですか? 『これだけ振り込んでください』って言われるんですか?」などと疑問を述べ、杉村太蔵の「『(振り込んだら)あなたはスポンサーにしてあげましょう』って」との返答にも「そんな悪い会話するんですか?」と驚きをあらわにする。
■前時代的な手法に驚き
モーリー氏も「それをやることは非常にリスキーだし、昭和型の贈賄なわけですよ」と、現代では信じられないほど典型的な汚職であることを指摘。
「今ごろやるなって、この透明性の時代に。ネットで漏れるかもしれないことをなぜやるんだ。だってiPhoneとかで、もしかして録音してるかもしれないじゃないですか?」と続け、事件の前時代性に重ねて驚いた。
ここからコメントは核心に迫り、モーリー氏は「だから、何でそういうリスクを冒してまでそこを踏み越えたのか? AOKIにしろKADOKAWAにしろ」と事件の背後に触れ始める。