タモリ、「名司会者」でいる秘訣があった 『Mステ』後に行なう”夜のイベント”
タモリが司会を務める『ミュージックステーション』。生放送後に実施される「イベント」があって…。
タモリが総合司会を務める音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)は、長年多くの人に愛されている。そんな番組の生放送後に開催される「夜のイベント」がある。
そのイベントからタモリが「名司会者」であり続ける秘訣がうかがえて…。
■30年以上続く長寿番組
『ミュージックステーション』は1986年から放送されている長寿番組だ。『Mステ』の愛称で幅広い世代に認知されている。
87年から司会を務めるタモリは昨年10月、「同一司会者による生放送音楽番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定された。タモリとのトークとシングルランキング、バースデーイヤーソングコーナなどを交えつつ、アーティストが曲を披露する内容となっている。
どんなアーティストが出演しても、タモリが華麗に捌く「名司会」ぶりは今も衰えない。
■『Mステ』後の恒例イベント
あるテレビ局関係者は、『Mステ』終了後に開催されるイベントがあると話す。「タモリさんが出演したアーティストやスタッフを連れて、打ち上げをするのが恒例です。テレビ朝日のある六本木や西麻布の居酒屋に行ってみんなで食事をするんです。タモリさんが懇意にしているお店がいくつかあって、そこを貸し切って深夜までワイワイ盛り上がることも多かったみたいですよ」(テレビ局関係者)。
”同じ釜の飯を食う”スタイルで親睦を深めていたのだろう。このイベントは出演者の間でも有名だったようで…。
「若手のアーティストにとっては先輩達と交流する貴重な機会です。タモリさんはカメラが回らないところでも『司会者』として、こういった場に慣れていない人にさりげなく話を振ったり、いじったりしていたそうです。最初は緊張気味だった人も帰る頃にはタモリさんと肩を組むくらい打ち解けていたといいます」(前出・テレビ局関係者)。
■「常に周りのことを考える」
ただ、このイベントは現在「休止」中のようで…。
「ここ数年はコロナ禍で実施していないそうです。少人数で食事するくらいはできそうなものですが、タモリさんは『自分の番組に関わる人達を感染させたくない』と考えているのか、徹底して自粛しているといいます。一見、当たり前に見えるかもしれませんが、最近は夜遅くまで大人数で飲み歩いている人も多いです。その点、タモリさんは『自分さえ楽しければいい』とは考えず、常に一緒に番組を作る人のことを考えて行動しているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)。
■「名司会者」であり続ける理由
前出のテレビ局関係者は、タモリが長年「名司会者」であり続ける理由をこう推察する。
「今年77歳になりましたが、好奇心が衰えることがありません。自分よりずっと年下の人と話す時もそこから常に新しいことを吸収しようとするんです。コロナ前までやっていた番組終わりの打ち上げも、若いアーティストと交流して自分の知らないことを学ぶ目的もあったのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)。
「恒例イベント」はできなくても、タモリの『Mステ』への思いは変わらない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)