若い女性は過激アダルトビデオの見過ぎに注意 「性生活を脅かす」と専門家が指摘
友人や家族と気軽に話せないトピックであるからこそ、注意が必要だ。
近年、アダルトビデオを頻繁に視聴する女性が増えている。しかし露骨で過激なアダルトコンテンツは、若い女性の健全な性生活を脅かす原因になるかもしれないと専門家が指摘している。
医学誌に掲載された調査を『Daily Mail Online』などの海外メディアが取り上げた。
■アクセスのうち3分の1は女性
イギリスで最も人気のあるアダルトコンテンツサイト「PornHub」のデータによると、同サイトにはイギリス国内から毎月1,500万人以上のアクセスがあり、常連ユーザーのうち3分の1以上は女性であるという。
しかしながら、医師や心理療法士は、ポルノ産業が若い女性の性的健康に与えるダメージについて警鐘を鳴らしており、過激なアダルトコンテンツの見過ぎに注意を促している。
■出演者のように振る舞う懸念
イギリスの医師会雑誌である『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』に掲載されたところによると、最近のアダルトコンテンツの過激化が、若い女性に性行為への恐怖を与えているという。
具体的には、自分の体のことが必要以上に気になったり、ビデオで見たような行為をしなければならないという不安がつきまとうのだ。さらに、アダルトビデオのような過激で危険な行為を模倣することで、性感染症のリスクが増加していることも指摘されている。
■女性に攻撃的なコンテンツ
ポルノは一般的に女性の性的快感に焦点を当てておらず、男性が女性を支配することが多い。また最近の調査では、無料のアダルトコンテンツの少なくとも40%が、女性に向けられた何らかの言葉や身体的な攻撃性を特徴としていることが明らかになった。
こうしたコンテンツを繰り返し視聴することで、女性は自分の快感とは無関係の行為に参加してしまい、トラウマを負うことがあるという。
■女性への支援は少ない
心理セラピストのポーラ・ホール氏は、「アダルトビデオが原因で性行為の不安症を抱えてしまった女性の相談は、ここ数年で間違いなく増加している」と述べている。しかしながら、女性を対象とした支援サービスはほとんどなく、多くの人が沈黙のうちに苦しんでいるという。
パートナーや性行為の相手とよく話し合い、行為が不快に感じた時には無理をせず中断することが重要となる。
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(文/Sirabee 編集部・広江おと)