舛添要一氏、自民党と統一教会が癒着する理由に私見 「小選挙区制だからだ」
自民党が旧統一教会と繋がりを持つ理由を語る舛添氏。選挙制度が関係していると指摘した。
舛添要一前東京都知事が12日、自身の公式ツイッターを更新。自由民主党が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関わる理由について私見を述べた。
■癒着する理由に言及
連日、自民党と旧統一教会の密接な関係が報道される中、舛添氏はツイッターで「統一教会と自民党の癒着は小選挙区制だからだ」と、関係を持つ理由について自身の考えを明かす。
「(小選挙区制の1選挙区では)1人しか当選しないので集票のためカルト集団にも接近。教団は選挙に弱い議員に接近。落選したときなどが(教団にとって)チャンスだ」と、票を得るために宗教団体との関わりを持っていると説明。
「宗教団体が母体の公明党との連立も小選挙区制だからで、公明党の支援が不可欠なのだ」と、宗教団体・創価学会から援助を受ける公明党と、自民党が連立政権を組む理由も語っている。
■問題の解決は「ほど遠い」
自民党は今月8日に、旧統一教会と関わる党内議員の調査を発表。379人が対象となり、121人に深い関係があると明かされた。
舛添氏は同日中にこの発表に反応し、「教団がいかに自民党に食い込んでいたかがよく分かる」と関係の強さを認識し、「教団との断絶を徹底できるのだろうか。幕引きにはほど遠いようだ」と、問題が解決されるときはしばらく来ないと予見した。