デーブ、安倍元首相と旧統一教会の関係調査を要望 岸田首相の消極姿勢も批判
所属議員にアンケートを行う一方、安倍元首相と旧統一教会との関係調査には消極的な岸田首相。デーブはこれに苦言を呈し…。
タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが、11日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)にレギュラー出演。安倍晋三元首相と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係調査に消極的な岸田文雄首相へ、「釈然としない」などと苦言を呈した。
■自己申告にすぎないアンケート調査
自民党は所属国会議員へ教団との関係をアンケートで調査し、衆参両院の所属議員379人中、じつに半数を超える179人に接点があったことを8日に公表。
しかし、これはあくまで自己申告の回答であるため、イェール大学助教授の成田悠輔氏は「穴だらけの自己申告の点検」などと不十分さを指摘する。
■教団の組織票が当選を左右
成田氏が選挙における信者の動員にも触れると、デーブは「誤解してはいけないのは、ボランティア足りないから送ってもらったとかそんな甘いもんじゃなくて、確実に信者に『(票を)入れろ』って言えるから、その計算で、僅差の場合は確実に(当選する)」と指摘する。
続けて、「どうですか? 選挙の結果が国政で変わったってことはあるんですか?」と、統一教会の問題を長年取材してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏に質問。
鈴木氏はこれに「今回、アンケートに正直に答えた斎藤(洋明・衆議院議員)さんなんかは、前々回の選挙で50票差で負けてるんですよ。その後の選挙で(統一教会の)支援を受けて当選している」と、教団の動員が選挙結果を左右していると話した。