中学校の教頭と教師が女子生徒に性的暴行 同様の事件が頻発するインド
教師が教え子を性の餌食にするこうした事件。教頭まで加担するとは…。
インドの中学校で、このほど教頭と教師が未成年者性的暴行の容疑で逮捕された。被害者はなんと在校生。明らかにならないだけで、インドではこうした事件が頻繁に起きているともいわれる。『one india』『Times Now News』などが報じている。
■被害者は在校生
悲惨な性暴行事件の舞台となったのは、ムンバイの北に位置するナガル・ハヴェーリ県スィルヴァーサーにある私立学校だ。
8月29日、教頭であるクラウディオ・ヌネス(57) と教師のレスター・ホアキン・ダコスタ (23)の計2名が、児童福祉法違反および未成年者性的暴行の容疑で逮捕された。被害にあったのは、在校生である14歳の女子中学生だった。
■繰り返された犯行
犯行後、ヌネス容疑者とダコスタ容疑者は少女に「このことを誰かに話したら、お前の家族を殺す」などと脅しながら口封じ。しかし、あるとき少女が信頼できる親戚に打ち明けたことで、やっと事件は明るみに出た。
少女は病院での法医学的な検査も受け、警察は両容疑者を正式に起訴。聞き取りにより、少女が今年4月から繰り返し性的暴行を受けていたことも判明した。
■他の教師も関与か
警察では現在、容疑者それぞれから押収された携帯電話に保存されているデータの調査を進めているが、場合によっては他の教師の関与についても調べるつもりだとしている。
両容疑者は9月3日に裁判所への出廷が予定されているが、一方で学校も行政の命令により受け休校を余儀なくされており、生徒や保護者の苛立ちは募るばかりだという。
■校長以下4名が逮捕された例も
マディヤ・プラデーシュ州では今年7月、1年以上も教え子の女子中学生に性的暴行を働き、その動画を撮影していた家庭教師の男が逮捕されていた。
また2017年にはビハール州の中学校で、女性教師が知的障害のある12歳の娘を学校に連れてきたところ、校長と3名の男の教師がその娘を屋上に連れ出し、集団で性的暴行を加え逮捕された。
教師が教え子を性の餌食にするこうした事件について、インドでは「明るみに出るのは氷山の一角だ」ともいわれている。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)