ふと見つけたみかん、衝撃のビジュアルが話題に 「これはどうしちゃったの…」
とある果樹園で発見されたみかん、何かがおかしい…。衝撃のビジュアルが話題になっている。
■発見時は驚かずに…
めちゃめちゃこわいみかんいた pic.twitter.com/DsnGV7e2CC
— みかんのことなら「のま果樹園」 (@nomakajuen) September 3, 2022
そこで、投稿元である「のま果樹園」に本件について話を聞いてみることに。
今回の怖いみかんは、同社が運営しているブログのみかん観察日記用の写真を撮影しにいった際に発見したという。見つけた時は驚いたのかと思いきや、「この時期は緑の果実が少しずつ大きくなる程度でマンネリ化しつつありました。そんな際に見つけたのでネタになってありがたいと思った」と、むしろ笑みを浮かべたという。
■裂けてしまう理由は…
また、驚かなかった理由の一つとして、今回の「みかんが裂ける」という現象は稀に発生するという。
のま果樹園によると、「柑橘類はどれも同じように、大雨による急激な果実の膨張に外皮が耐え切れずに裂けてしまうことがあります。『裂果』という現象です。数多い柑橘類の中でもこの『甘平(かんぺい)』という品種は外皮が薄く、降雨後に裂けてしまうことが多く、栽培が難しいとされています」と、ある意味見慣れた光景なんだとか。
しかし、「外皮が裂けたとしても中の果肉まで割れていることは珍しく、今回のようなものはあまり見かけることはありません」と、流石にこのみかんは例外だったと語る。
■じつは高級なみかんだった
ちなみに、のま果樹園が取り扱っている「甘平」は、 愛媛県が開発し愛媛県でしか栽培されていない(栽培が許可されていない)品種なんだとか。
「『甘平』という名の通り、甘みが非常に強く、見た目は扁平な形をしています。シャキシャキした珍しい食感です。近年人気が高まってきていますが、栽培が難しいことや愛媛県でしか栽培していないことで生産量がまだまだ少なく、非常に高級な柑橘です」と興味深いコメントも。
恐ろしい形相のみかんの正体は、美味しさを求め難しい栽培に挑戦している証拠だったようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)