結婚式の前撮り写真撮影中に落雷事故死 晴れ姿のカップルに起きた悲劇
これからともに家庭を築き、幸せな生活を送るはずだったカップルに悲劇が起こってしまった。
結婚が決まると両家の顔合わせをし、挙式会場や日取りを決定。さらにウェディングドレスやタキシードを試着するなど非常に慌ただしくなるが、じつは幸せ真っただ中の時期なのかもしれない。
ところが中国でこのたび、そんなカップルに悲劇が起こってしまった。『The Sun』や『Daily Nation Today』などが報じている。
■風光明媚な観光名所で
悲しい事故は7月24日、中国・雲南省の美しい山々が連なる有名な観光スポット「玉龍雪山(ぎょくりゅうせつざん)」で起こった。
その一角にあるスプルース・メドウという人気のフォトスポットで、結婚式を控えていた一組のカップルが、結婚式の前撮り写真を撮影していたという。
■稲妻が新郎を直撃
だが、そこは天候が急変しやすい山の奥。撮影中にふたりは突然の雷雨に見舞われ、それでも撮影を続けていると、稲妻がタキシード姿のルアンさんを直撃した。
彼はその場に倒れ、意識不明のまま救急車で病院へ運ばれたが、医師により死亡を宣告された。なお、新婦や撮影スタッフは全員無傷だったと伝えられている。
■事故の30分前に雷警報が
じつは、その日の天気予報は「雨」。玉龍雪山付近に危険を知らせる雷雨警報が出されたのは、事故が起こるわずか30分前のことで、あまりにも悲運な出来事だった。
落雷事故は世界各地で頻繁に報告されており、亡くなってしまう人、重い後遺症が残ったという人は少なくない。
■雷による悲劇は他にも
ルアンさんの事故からわずか数日前には、クロアチアのスプリト市にバカンスに来ていたイギリス人の女性(48)が、娘の目の前で雷に撃たれていた。女性は心停止に陥り内臓にもダメージを受け、現在も危篤の状態が続いている。
また今年6月にはアメリカ・カリフォルニア州のピコ・リヴェラ市で、2頭の犬を連れ散歩をしていた女性が落雷の被害に。女性も犬も死亡し、同日の市内の野外活動、工事現場の作業すべてが中止となった。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)