秋葉原に現れたキテレツな自販機が話題 購入者にしかわからない「仕様」に感激…
秋葉原に登場したとある自動販売機が話題を呼んでいる。その狙いを仕掛け人に聞いた。
東京・秋葉原に登場した謎の自動販売機がネット上で話題を呼んでいる。中には見慣れない電子機器類が並んでおり、「一体どんなニーズがあるの!?」と気になった記者は同自販機設置元に話を聞いた。
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■自販機の中にはケーブルや工具類
JR秋葉原駅前にある複合ビル・秋葉原UDX。そこにとある自動販売機が設置されるという情報をキャッチしたsirabee編集部は、設置日である1日に現地を捜索。“痛車の聖地”と呼ばれる同ビル内の「秋葉原UDXパーキング」地下2F南側エレベーター付近でその自動販売機を発見した。
仄暗いフロアで煌々と光を放つ自動販売機。中にはLANケーブルや電源タップ、ペンチといったアイテムのほか、基板らしきグッズがぎっしり並んでいる。価格は数100円の物から9,000円台の商品まで幅広く、なんとなく「自作PCとかをやっている人向けかな」という想像はついたが、『キテレツ大百科』ファンの記者でも用途がわからないアイテムが大半だった。
■仕掛け人は創業75年の老舗店
駐車場にある自販機といえばドリンク類が並ぶのが一般的。電子パーツの街・秋葉原ということから「ドライブついでに『宅内光配線コード』買って帰ろうか」なんていう激レアユーザーがいるのだろうか。
自販機を仕掛けたのは、創業75年になる地元秋葉原の老舗配線・ネットワーク機材専門店「愛三(あいさん)電機」。担当者にその設置理由を聞いた。
「お客様より『早朝や深夜に部材を購入したい』『間違えて定休日に来てしまいました』とのお声を頂く事が多く、自動販売機なら! と思い設置致しました。(設置以降)Twitterにて沢山の反応を頂き、連日通知が鳴っており、本当にとても嬉しいです。すでに1~2点、売れました!」(愛三電機担当者)。
すでに利用者がいるとのことだが、じつはこの自販機、かゆいところに手が届く「最高の仕様」があることが判明した。