ソルティライチ、10年の歩みが壮絶だったと判明 「あまりに強すぎる」と話題に…

水分補給の頼れる相棒「ソルティライチ」だが、じつは多くのユーザーにとって知られざる過去が…。

■キリン担当者も思わずニッコリ

平成を代表する歌姫・安室奈美恵さんでいえば「SUPER MONKEY’S」、女優・橋本環奈でいえば「Rev. from DVL」といった具合に、今や名前を聞いただけで誰もがピンとくる著名人や芸能人も、かつては何らかのグループに所属していたケースは決して少なくない。

ソルティライチ

ソルティライチの場合は現在も籍を置いているため、背景はやや異なるが、それでも「世界のKitchenから」ブランドにおける「最大の出世頭」として認知している人は多いことだろう。

同ブランドはあまりにソルティライチの人気が突出していたせいか、計30種類以上の商品展開があったにも関わらず、現行の販売商品は5種のみで、うち4商品は「ソルティライチ関連」という状況であり、改めて同商品の覇権ぶりが感じられる。

そのためネット上ではしばしば「世界のキッチンていうか、もはや『タイのキッチン』(ソルティライチのイメージ国)だよな」「ソルティライチがあまりにも強すぎる」「他にも好きな商品あったのに、なくなって悲しい」といった声が上がり、定期的にネタにされている模様。

世界のキッチンから

そこでこうした背景をストレートにキリンに伝えたところ、担当者も思わず破顔しつつ「『世界のKitchenから』ブランドは『世界の台所から知恵と工夫を伝承し、家族を気遣うおいしさの可能性を広げる』というブランドパーパスの下、『家族』を起点にしたおいしさと健やかさに根差したものづくりやブランド活動を行なっております」とコメントしてくれたのだ。


関連記事:スポーツドリンクがぶ飲みは注意…? 医師が警告する「NGな熱中症対策」

■ソルティライチの「10年間」が激動だった

ソルティライチは、2010年に行なわれた「タイのチェンマイの家庭の取材」からインスピレーションを受けて生まれた商品だという。

担当者は、誕生までの経緯について「チェンマイに伝わる下味をつけた果物にシロップをかけ、最後に氷を加える冷たいデザートであるローイ・ゲーオというデザートのレシピや、多様な文化、歴史、知恵、風土なども含めて取材を行なってその後、自分たちのキッチンに持ち帰り『暑い夏を爽やかに乗り切ることのできる飲料をつくってみよう』というテーマで商品の開発に着手し、2011年に『ソルティライチ』が誕生いたしました」と、振り返っている。

ソルティライチ発売の前年、2010年は歴史的な猛暑の年となり、熱中症に関するニュースも今までになく報じられた時期。さらに2011年3月には東日本大震災が発生し、節電意識が高まった結果、暑くなってもエアコンをつけない家庭や熱中症の患者数がさらに増加したため、熱中症対策が真剣に必要とされるタイミングでもあったのだ。

ソルティライチ

そうした時代的背景について触れつつ、キリン担当者は「お客様から非常に高い評価を頂き、10年以上長く愛される商品へと成長しており、現在では500ml、1.5Lペットボトル商品に加え、パウチや濃縮タイプなど、様々な飲料シーンを想定したラインナップで発売しております」と、ソルティライチの歩みについてコメントを寄せている。


関連記事:そのアクエリアス、正しく飲めていないかも… コカ・コーラ推奨の飲み方に思わず納得

■スイーツにも転生できる強み

多くの「世界のキッチンから」フレンズが店頭から姿を消していく中、同ブランドだけでなく、全飲料水の中でも絶大な人気を誇るソルティライチ。

その人気はやはり「美味しさ」と「水分・塩分補給」の両立にあり、熱中症対策のための水分補給に必要なナトリウムの「食塩相当量」は0.1~0.2gに対し、ソルティライチは100ml当たり0.11gだという。

また、なぜか毎年夏になると「スポーツドリンクは薄めて飲んだ方が熱中症対策になる」という謎の都市伝説が流れ始めるが、ソルティライチに関してもキリンからは「熱中症対策予防として、薄めずにそのままお飲み頂き、喉が渇く前にこまめに水分・塩分補給をして頂くことを推奨いたします」というコメントが寄せられている。

「ライチ果汁」という特性を活かして様々なアレンジレシピが楽しめるのも、他のスポーツドリンクにはないソルティライチだけの魅力。

ソルティライチ

明日、明後日と暑さの厳しいエリアが多いため、ぜひソルティライチで喉を潤してほしい。

・合わせて読みたい→猛暑の水分補給に欠かせない 「スポーツドリンク」売れ筋トップ10

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【Amazonセール情報】ココからチェック!