誘拐され9年も逆境に耐え抜いた10代少女 家族と再会し人生を取り戻し中
誘拐・虐待を乗り越え家に帰ったが、父親はすでに他界していた。
■訪れた転機
そんなある日のこと、夫婦が寝ている間にプージャーさんはついに行動を起こした。夫婦の携帯電話を取り、まずはYouTubeをチェック。そこで自分の名前を検索し、誘拐事件に関する動画や行方不明者ポスターをいくつも確認したのだ。
「ここから逃げ出そう」。そう決意した7ヶ月後、プージャーさんは子守として働いていた家の家政婦(35)に相談。その協力を得てポスターにあった番号に電話をかけ、ようやく母親との接触に成功した。
■愛する家族の元へ
プージャーさんの母親は、すぐに生まれつきのアザなどを確認。本人に間違いないと確信し再会を喜んだ。なおプージャーさんの父親は、少し前に病気で他界しており、元気な姿を見せることはできなかった。
今もプージャーさんは悪夢に悩み落ち込むこともあるというが、母親たちと支え合い暮らしているという。また警察にも事情を説明し終えており、勉強への強い意欲もみせていると報じられている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)