巨大スピーカーで音楽を鳴らす迷惑車両 3つの町から騒音の苦情で逮捕
屋根の上に巨大スピーカーシステム搭載。音が大きすぎて、別の町からも警察に苦情が殺到した。
アメリカ・デラウェア州北部ウィルミントンの町で、住民たちの安眠を妨害していた迷惑車両の持ち主。3つの別々の地域から苦情を受けた末に、逮捕された。『Mass Live』『iHeart Country』などの海外メディアが報じている。
■車より大きなスピーカー群
ウィルミントンの警察が8日の深夜1時30分頃、地元住民から複数の通報を受けて出動。駐車場で音楽を鳴らしている黄色い車を発見した。
車にはニューハンプシャー州のプレートが付けられており、屋根にはフルサイズの巨大スピーカーが6基、車幅からはみ出すように取り付けられていたという。
■3つの町からそれぞれ苦情
まるでライブハウスのようなスピーカーシステムから発せられる迷惑な騒音は、ウィルミントンの町の人たちの眠りを妨げるには十分だったようだ。
しかも被害にあったのはこの町の住人だけではなく、近隣のレディングとウォーバーンの警察にも同様の苦情が寄せられてという。それほどの大音量だったのだろう。
■騒音グループの一人か
ウィルミントン警察は黄色い車の持ち主で、現場にいた22歳の男マーク・A・ラサールの身柄を確保。治安を乱した容疑で逮捕を行った。
しかしこの騒音は彼一人の仕業ではなく、警察は彼が地域の工業団地で「非常に大きな音量」で音楽を流しているグループの一員であると考えている。またこういったケースの犯罪を防止するために、地域社会の人々と連携して捜査を行っていると述べた。
■なぜ屋根の上に?
SNS上では、ニュースに対して「運転手の耳がただじゃ済まなそう」「どんな曲をかけていたんだ?」「深夜にやるところが悪質」といった感想が寄せられている。
また「車の中じゃなくて外に設置する意味がわからない」「雨や埃ですぐにダメになるだろう」など、スピーカーを車外に積んだ持ち主に呆れる声も上がっていた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)