世界最年少のフィンランド首相がパーティではしゃぐ動画流出 「隠すことは何もない」
SNSでプライベートな動画が流出してしまうのも、若い世代の首相であるがゆえか。
フィンランドの首相がパーティではしゃぐ動画が流出し、物議を醸している。一児の母でもありながら、36歳という若さで首相を務めてきたサンナ・マリン氏の夜の姿を、『BBC』や『Daily Mail Online』などの海外メディアが報じている。
■解放された様子でダンス
フィンランドの首相であるサンナ・マリン氏が、個人のアパートで行われたと思われるパーティで楽しそうに踊って騒ぐ姿がカメラに収められ、ネット上に流出した。
複数の友人に囲まれながらカメラに向かってダンスするマリン首相は、非常に解放された様子を見せている。
■「羽目を外す夜は必要」と主張
この動画を見た一部の政治家は、マリン首相を批判し、任意の薬物検査を受けるよう促した。マリン首相はこれに対して、記者団の前で「私は薬物を使用していないので、薬物検査を受けるのは問題ない」と堂々とした態度で述べている。
マリン首相はまた、「私は踊って歌って、お祝いをしただけだ。隠すことは何もない」と話し、首相であっても「同年代の女性と同じように、友人と羽目を外して過ごす夜は必要だ」と主張した。
■多くの人が首相を擁護
2019年12月に世界最年少の首相となったマリン氏は、公務と育児を両立し、国民とともに難局に立ち向かってきた頼れる首相として知られている。同時にSNSにプライベート写真を上げ、パーティ好きを公言するなど、親しみやすい姿が世界でも人気のあるリーダーだ。
報道には非常に多くのコメントが寄せられており、その大部分が「だから何? 首相だからって、休んだりパーティすることが許されないの?」「彼女は若いし、1人の人間だ」「国民の生活に誰よりも近い彼女は、とても素敵な政治家だ」とマリン首相を擁護している。
■「結婚しているのに」の声も
一方で、「彼女は結婚しているのに…」「家で子守をしている旦那さんのことを思うと切ない」と、家庭を持ちながら夜遊びをしていたマリン首相を批判する声も少なからず見られた。
マリン首相は、先日ドイツのタブロイド紙『ビルト』から、「世界で最もクールな政治家」と称されたばかりだ。今回の騒動が支持にどのように影響するのか、世界が注目している。
・合わせて読みたい→堀江貴文氏、旧統一教会と政治の関係に持論 「日本の政界を取り込んで…」
(文/Sirabee 編集部・広江おと)