尾木ママ、あと1週間で新学期「無理すんな!」 子供を取り巻く環境を危惧
尾木ママこと尾木直樹氏が、新学期を前に子供たちを取り囲む学校の環境について改めて警鐘を鳴らしている。
教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹氏が23日、Ameba公式ブログを更新。新学期を前に、子供たちを取り巻く現在の学校の状況について改めて警鐘を鳴らした。
■「頑張れ」という言葉は…
夏休みも残り1週間ほどとなったが、尾木氏は「後1週間で『学校』。無理すんな!」とのタイトルでブログを更新。「尾木ママは『頑張れ』って言葉が嫌いです。とくに学校ってどうしてこうも『頑張れ』『頑張る』が大好きなのかしら? 頑張ると無理が重なって、心がパンクすることも多い」とつづる。
子供たちの中でも、高校受験を控えた中学3年生について、「とくに中3で受験なんて世界的にもあまりやってない高校入試をやる馬鹿げた日本の中学生には、尾木ママは申し訳なくて仕方ない」と述べた。
■渋谷通り魔事件の動機は
今月20日に東京都渋谷区の路上で、中学3年生の女子生徒が親子2人を刃物で刺して重傷を負わせた事件では、殺人未遂容疑で逮捕された女子生徒が、警視庁の調べに対して「塾に行きたくなかった」などと話していることが報じられている。
事件の動機については、自殺のために他人を巻き込む「拡大自殺」とも伝えられており、尾木氏は「塾を学校が勧めるのは異常ではないでしょうか? だから自暴自棄になり死にたくなって、死刑願望から『拡大自殺』殺傷事件が発生してしまうのかもしれません」と指摘。