「コミケ」サークル運営めぐりネットで物議 “売り子”はどうあるべきか
無事閉幕したコミケ100。その裏側で、「売り子」にまつわるとある騒動が…。
13日、14日に東京ビッグサイトで開催された世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。約2万サークル、約17万人参加と盛況のうちに幕となったが、その後「売り子」に関するとあるトラブルがネットで報告され、物議を醸すことに…。
■「売り子」からの訴え
同人誌イベントにおける「売り子」は、サークル主の手伝い、さらには集客をするのが主な目的で、事前告知や、当日のブース設営、店番、時には買い出しなどを担当する。コスプレしての売り子も多く、通りがかった参加者がその姿に興味を引かれ、サークルへ目を向けさせるある種“広告塔”的な一面もある。
話題になったのは、とあるサークルの「売り子」としてコミケに参加した女子高生による告発ツイート。
投稿には、「休憩もなく2時間以上立ちっぱなし」「挨拶周りに連れ回され、飴を配る役目をやらされた」「サークル主が食べ残しを昼食として渡してくる」などの体験談がまとめられており、その待遇に「扱いが酷いと感じました」と心境をつづっていた。
■双方謝罪し沈静化
この訴えは、投稿から約1週間で約9,000リツイート、約8,000いいねと拡散。
「まともな大人は未成年に売り子をやらせたりしません」「大人として情けなすぎる」「手伝い頼んだ未成年者にちゃんとした配慮と説明をするのは社会人として当然」と投稿主である女性を支持する声が上がっている。
一方で、女性が同サークルブース内で自身の作品を無償委託していたことから「正直売り子側も図々しい」「理想求めすぎ」と否定的な声も頻出する事態に。
サークル主は騒動を目にし「この度は多大なご迷惑をおかけした●●さん、並びに今まで無自覚にご迷惑をおかけしていた全ての皆様にお詫び申し上げます」(※伏せ字は女性のツイッターネーム)と謝罪。他方、投稿主である女性は「今後一切SNS活動を引退します」と告発ツイートをしたことについて謝罪することとなった。