50代小児性愛犯罪の被告人が法廷で急死 持参のペットボトルに毒物混入か
将来は真っ暗だと悟り、自ら死を選んだのだろうという見方が圧倒的多数だ。
アメリカ・テキサス州の裁判所でこのほど、性犯罪につき起訴された被告が裁判の真っ最中に体調を崩し、死亡した。持参したペットボトルを飲み干した直後のことだったと『NEW YORK POST』『PEOPLE』などが報じている。
■被告人は50代の小児性愛者
事件は12日、テキサス州デントン郡の地方裁判所で発生した。急死したのは5件の性犯罪事件を起こし、このたび裁判にかけられたエドワード・レクレアという57歳の小児性愛者の被告だ。
毒物自殺を図った可能性があるとみて、当局は遺体の司法解剖を行うとともに、所持していたペットボトルの液体について調査を進めている。
■ペットボトルを持参
レクレア被告は法廷にペットボトルを持参し、被告人席のテーブルに置いていた。陪審員長が評決の内容を読み上げ、4つの起訴内容につき有罪が確定したところで、それをいっきに飲み干した。
ほどなくして被告は「気分が悪い」と法務官に告げ、付き添われながら刑事事件の被告人用の独房に入ると、嘔吐して倒れ込んだ。少ししてから職員が様子を見に行くと顔が土気色に変化しており、救急車を要請するも死亡が確認されたという。
■「液体は濁っていた」の証言も
デントン郡地方検事補のジェイミー・ベック氏は、メディアの取材に当時の状況を説明するとともに、「ペットボトルの液体は最初から濁っていたように見えた」と付け加えた。
なお、レクレア被告の弁護人であるマイク・ハワード氏は「ボトルに何が入っていたのか、まったく知らなかった」とコメントしている。
■「お先真っ暗だと悟ったから」
この事件を伝えた『NEW YORK POST』には、300を超えるコメントが寄せられた。「お先真っ暗だと悟って死を選んだのだろう。敬意に値するね」「世の中に対し、最期に1つ善い行いをしてくれた」と皮肉めいたコメントもある。
また、「カウンセラーの資格をとった姉妹が刑務所で小児性愛者と面談したところ、誰もが『チャンスがあったらまたやりたい』と答えたそう」「小児性愛の性的指向は一生変わらない」といったコメントも。再犯率の高さを指摘する意見は多いようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)