子供を亡くした友人を娘の誕生日パーティに招待した女性 友情こじれるも世間は擁護

苦しいときこそ比較してしまいがち。「SNSで誰かの幸せな様子を見るのが嫌だ」という人も。

誕生日会・パーティー

「周りをうらやましく感じるだけだから」という理由で、あえてSNSをやらない人が増えている。結婚して子供がいる人、はたまた独身を謳歌している人、そして「匂わせ」や自撮りを連発する人…と、周りと自分を比較すればきりない。

そんななか、ある掲示板では「友人を激怒させてしまった」と悩む女性の投稿が話題となっているという。イギリスの『Mirror』などが報じた。


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■天国へ旅立った友人の子

海外の人気掲示板『Reddit』に、ある女性から「友人を激怒させてしまいました」という書き込みがあった。その女性には数年来の友人がおり、ふたりは同時期に妊娠。友人は予定日より2ヶ月早い出産となり、なんと同じ日に子供が誕生したという。

今後もたびたび行き来し、多くの喜びを分かち合えると思っていた矢先、ある悲劇が起こった。友人の子供が亡くなってしまったというのだ。

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■「しばらくは1人にして」

失意のどん底に陥っている友人に、投稿者の女性は「少しでも力になれれば」と寄り添おうとした。しかし友人からは「しばらくは1人にしてほしい」と告げられてしまったそうだ。

「彼女のつらさは想像を絶するものがあり、その意思を十分に理解し、尊重していました」と女性は書き込んでいる。それから半年がたち、女性の娘はもうすぐ1歳に。そこで夫とともに親しい友人や家族を招き、誕生日パーティを開催することとなった。

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■彼女から激怒の返信が

女性は、子供を失った友人を誘うべきか悩んだ。だが「1人だけ呼ばないのも失礼かも」と思い、「無理にとは言わないけれど、娘の誕生日パーティによかったら来ませんか?」とメールしてみた。

すると友人からは「あら、ごめんなさい。その日は娘のお墓参りに行く予定なの。どんなに頑張っても一生1歳になれなかったわが子のね。あなたがうらやましいわ」という返事がきた。さらに、周りの友人にも「彼女は無神経だ」と悪口を言いふらしていることが発覚したという。


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■世間は「どちらも悪くない」

女性は掲示板のユーザーに、「私は間違っていたのでしょうか。もっと良い方法はあったのでしょうか」と意見を求めた。すると「両方の気持ちが理解できる」「どちらも悪くない」といった声が多くあがった。

ほかにも「彼女はおそらく誘っても怒り、誘わなくても怒っただろう」「誕生日ばかりか休暇を楽しむ幸せそうなファミリーを見ることは、今後もしばらくつらいはず」「同じ誕生日だったことがさらに不運」とさまざまな意見が寄せられた。

今後について「あなたが娘の誕生日を祝い、彼女が娘の死を悲しみながらも時間は確実に流れていく。いつか解決するそのときを待ちましょう」という声に賛同する人も多いようだ。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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