86発のロケット弾を釣り上げた男性に罰金 磁石を使った手製の釣具で…
釣りというにはあまりにも危険? 磁石を使って、金属製の弾薬を釣り上げた宝探しグループがいる。
磁石を使った「マグネットフィッシング」と呼ばれる手法で、軍隊の敷地内から大量の弾薬を釣り上げた男性が、駆けつけた憲兵によって罰金を課された。『Military Times』『SOFX』などの海外メディアが報じた。
■危険な「宝探し」
トレジャーハンターとして、YouTubeチャンネルを運営しているブライス・ナクトウェイさんとそのグループ。7月には、アメリカ・ジョージア州で撮影を行っていた。
彼らは陸軍の駐屯地である「フォート・スチュワート」の敷地内で、川底などに磁石を垂らして金属を釣り上げる「宝探し」を行っていたという。
■金属製の弾薬が次々と
公開された動画の中では、水底に沈めた磁石を引き上げる度に、軍隊にちなんださまざまな金属製の物体が引き上げられる様子が映っている。興奮した様子で「宝探し」を続け、合計で86発のロケット弾、対戦車ミサイル、そしてダッフルバッグいっぱいの弾薬を釣り上げた。
その後、彼らは軍の爆弾処理班に電話をかけ、「ただ正しいことをしようとしているだけだ」と伝えたという。
■憲兵も困惑
連絡を受けた憲兵は混乱した様子で、このようなケースは前例がなく、次に取るべき行動を確認する必要があると述べた。しかし、現場に駆けつけた狩猟監視員はグループに対して、フォート・スチュワート自然保護法に基づく罰金を課したという。
監視員はその理由について「まさにあなたたちが拾った物のため、磁石を使った釣りは禁止されています。何が爆発するかわかりません」と語った。
■絶対真似はしないように
ブライスさんは事前に電話で確認を取ったことを伝え、許可されたエリアでのマグネットフィッシングは合法であると主張した。だが憲兵はグループの立ち入ったエリアは陸軍の管轄であり、基地は連邦政府が所有しているためこの主張には当てはまらないと反論している。
ブライスさんは動画のコメントで「我々の間違いから学んで、決して真似をしないように。あなたも処罰されるかもしれません」と呼びかけている。
■軍隊の敷地から大量の弾薬が…
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)