岡田結実、『最果てから、徒歩5分』主演 オーベルジュが舞台の人間ドラマ
岡田結実が10月1日スタートのBSテレ東『最果てから、徒歩5分』で、ゴールデンタイムの連ドラ初主演を務める。
■過去を感じさせない人物
栁(是枝息吹役):このお話を頂いたとき、この作品は生きることと死ぬこと、そして人との出逢いにフォーカスをあてた作品でありながら、わりと軽快なリズムの会話だったり個性的なキャラクター達が登場したり、登場人物それぞれの人生がある一つのオーベルジュでの出逢いによって色々な形に変わっていく様がとても不思議な世界観で描かれている面白い作品だなと感じました。
自分が演じる息吹はそのオーベルジュ・ギルダで働く従業員で、元ホストという過去を持つ人物です。後々明かされてはいきますが彼にも色々な過去があり、ただそれをあまり感じさせない軽いノリの人物です。自分がこの息吹という人物を過去も考えて演じたらどういうキャラクターになるのか。とても楽しみにしています。
このドラマを見ている視聴者の皆様はそれぞれの見方や感じ方をすると思います。皆様それぞれ色々な過去を抱えて生きてきて、またこれからの人生を考えていく。その中でこのドラマが皆様にどう伝わってどう活きてくるのか。僕自身とても興味があります。
まだ撮影はこれからですが、息吹という人物を自分が演じたときにどういう姿となり、皆様にどう映るのか、楽しみにして頂ければと思います。
■空気感を大事に
竹財(大森膳役):お話を頂いてすぐ原作も読ませて頂きましたが、全体的に温かい作品だなぁと思ったのと同時に、ヒヤッとする、それこそ崖の縁に立たされているような感覚もあって、素晴らしい本だなぁと。余計にプレッシャーを感じています。
フレンチを主体としているだろうシェフの役なので、フレンチを勉強中です。登場人物全てが何か重たいものを抱えて生きていると感じたので、そこを意識しつつ飄々とした人物を生きられればと思っております。何よりもオーベルジュの心地よい空気感が大事だと思っているので、皆さんと一緒に楽しく作り上げたいなと思っています。
この作品をどう受け取るかは観てくださる皆さん次第ですが、少なくとも温かいものをお届けしたいと思っています。皆様にとって温かいひとときとなるよう、オーベルジュ・ギルダ一同、皆様のご来店をお待ち申し上げております!