アルカイダ指導者がドローン空爆で死亡 報復テロには日本人が巻き込まれるリスクも

アルカイダの指導者エジプト人のアイマン・ザワヒリが米軍のドローン攻撃で死亡。今後米国への報復テロを開始か。

■世界には地域支部が活動

そして、重要になるのは世界にアルカイダを支持する武装勢力が存在しているということだ。少なくとも、イエメンやアフガニスタン、シリアやソマリア、アルジェリアやマリなど中東やアフリカを中心にアルカイダ系組織が存在し、各地でテロ活動を行なっている。

具体的には、イエメンの「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」、北アフリカで活動する「マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」、ソマリアの「アルシャバブ(Al Shabaab)」などだ。


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■巻き込まれる邦人

アルカイダというと対岸の火事のように映るが、9.11テロ以降邦人は断続的にアルカイダなどイスラム過激派のテロに巻き込まれてきた。

9.11同時多発テロ以降、2002年10月のインドネシア・バリ島爆破テロ、2008年11月のインド・ムンバイ同時多発テロ、2013年1月のアルジェリア・イナメナス人質テロ、2016年7月のバングラデシュ・ダッカレストラン人質テロ、2018年4月スリランカ同時多発テロのように、世界各地では海外邦人が犠牲となるテロ事件が断続的に発生し、その脅威は依然として止まない。

現在、新型コロナウイルス再爆発で海外渡航というイメージではないが、アルカイダが再びテロ活動を世界的にエスカレートさせる恐れは否定できない。今後の動向に注意が必要だろう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中

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