アルカイダ指導者がドローン空爆で死亡 報復テロには日本人が巻き込まれるリスクも
アルカイダの指導者エジプト人のアイマン・ザワヒリが米軍のドローン攻撃で死亡。今後米国への報復テロを開始か。
ジョー・バイデン大統領は1日、2001年9月の米同時多発テロ事件を首謀した国際テロ組織アルカイダの現指導者アイマン・ザワヒリ容疑者をドローン空爆によって殺害したと発表した。
■先月25日に攻撃計画を承認
米軍は今年初めからカブールの高級住宅街の民家にザワヒリ容疑者が家族とともにいることを確認し、居場所を特定していたとみられ、バイデン大統領は米軍から得たドローンによる攻撃計画を先月25日に承認した。
■国務省が報復テロを警戒
アイマン・ザワヒリ容疑者が殺害されたことを受け、米国務省は2日、世界各地の米国関連施設(米国大使館など)が報復テロに遭うリスクが高まったとして自国民に対して注意情報を発信した。
アルカイダはこれまでも1998年のケニア・タンザニア米国大使館への攻撃テロ、2000年イエメンでの米駆逐艦コール爆破テロなど、米国権益への攻撃を続けてきた。米国務省は依然としてアルカイダへの警戒を続けている。