天使もえ、稲森美優、月島さくらが「AV新法」改正求めビラ配布 収入ゼロになる女優も
人気AV女優らが7月の国会で成立した「AV新法」改正を求めて新橋駅前でビラを配布。多くのファンも集まった。
7月に閉会した通常国会で可決・成立したAV出演被害防止・救済法、いわゆる「AV新法」。出演契約締結から1ヶ月間の撮影禁止や、撮影終了から4ヶ月以内の公表禁止といったルールが新たに定められた。
かつて出演強要などが問題となったAV女優の権利を守り、被害を防止することが目的の法律だが、現場で実際に活動する女優たちからは「働きづらい」「仕事が減ってしまった」など、悲鳴も相次いでいる。
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■人気女優がビラ配布
4日、東京・新橋駅前SL広場では、人気AV女優の天使もえ、稲森美優、月島さくらが、「AV新法をかえたい!」と題した署名を集めるためのビラ配布活動を行った。
それに先駆けて、3人の女優と緒川はる、花宮レイの2人を加え、7月10日に投開票が行われた参議院選挙に立憲民主党から比例区に立候補した栗下善行・前東京都議とともにYouTubeで1時間ほど対談。この動画は、追って公開される予定だ。
■議論の俎上にのせていくべき
表現の自由を守る政治活動が評価され、ネット上でも支持を集めたものの惜敗した栗下氏は、「AVのように政治家が嫌がりがちなテーマも議論の俎上にのせることが大切」と語る。
「『多様な生き方を認めていく』という考え方が政治の世界で力強くないと、こうしたものは守られない」と栗下氏。一方で、女優たち自らが積極的に声を上げる姿勢を高く評価した。