TikTokスターが性的暴行を録画され脅迫も… 旅行先で自称観光ガイドに騙される
女性のSNSには両容疑者と一緒に映っている写真や動画があり、アカウントは休止が決まった。
女性や子供が性犯罪にあう件数が異常に多い国に、女性だけで出かけるのはやはり危険がつきまとう。パキスタンで最悪な事件に巻き込まれたTikTokスターの話題を、『Latin Times』『Daily Beast』などが報じた。
■SNSの旅紀行が高い評価
アメリカ国籍の21歳の女性が、7ヶ月ほど前から海外旅行を再開し、パキスタンを特に気に入り旅して回っていた。しかしそんななか、現地の男に騙され集団性的暴行の被害にあった。
女性は大変なフォロワー数を誇るTikTok界のスター的存在で、Facebookにも美しい写真とともに旅紀行を展開し、高い評価を得ていた。プライバシーを尊重し、警察は氏名を明らかにしていない。
■SNSを通じて偽ガイドが接近
この事件で逮捕されたのは、パンジャブ州で旅に同伴するようになったムズマル・シプラ容疑者と、友人のアザン・クホサ容疑者の2名だ。
女性はカラチに滞在してTikTokやFacebookに動画や写真を投稿していたなか、SNSを通じて観光ガイドを名乗るシプラ容疑者と知り合った。彼が自宅に5日間滞在させてくれたこともあり、すっかり打ち解け合い、油断したところで事件が起きたという。
■犯行を録画し金銭を要求
シプラ容疑者は、高級リゾート地であるフォートモンローでの観光を提案。友人のクホサ容疑者も招き、3人であるホテルに宿泊しながら観光や撮影を進めたが、あるとき男たちは性犯罪者へと豹変した。
さらに強姦の様子を録画し、「警察に言ったらこれをバラす」と脅迫。女性は警察に被害届を出し、捜査を経て7月24日にシプラ容疑者が、その後にクホサ容疑者の身柄が拘束された。
■信頼した後の油断が怖い
両容疑者と一緒に映っている動画が多数存在することもあり、女性はTikTokおよびFacebookのアカウントを当面は休止することにした。
一方、両容疑者は性的暴行および恐喝の罪に問われており、州知事のハムザ・シェバズ氏は「裁判で有罪判決が下った場合は厳罰が下るであろう」と述べている。
女性の一人旅には危険がつきまとう。現地の人々と親しくなり、たとえ信頼感が生まれたとしても油断は大敵だ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)