オーストラリア入国時に罰金25万円くらった女性 バッグに食べかけサンドイッチを…
海外旅行の際には、各国の法律や持ち込み禁止品など、十分に確認したほうが安心だ。
いよいよ日本も本格的な夏休みに入った。新型コロナウイルスの影響で厳しくなっていた各国の出入国規制も徐々に緩和され、今年はやっと海外旅行にという人も増えているという。
だが、荷物の中身には十分ご注意を。ある女性はうっかりミスにより、オーストラリア入国時に大変な罰金をくらってしまったそうだ。『AsiaOne』や『news.com.au』などが報じている。
■バッグに食べかけサンドイッチ
オーストラリアに住むジェシカ・リーさんという女性は、帰国時の乗り継ぎのためにシンガポールのチャンギ国際空港を利用した。
1日にTikTokに投稿された動画によると、ジェシカさんはお腹が空いていたため『サブウェイ』のサンドイッチを購入し、半分ほど食べ、残りを機内で食べようと手荷物のバッグへ。しかし長旅の疲れか、機内に入るやいなや、すぐ眠りについたという。
■検疫で引っかかる
目を覚ますと飛行機は着陸態勢へと入るところで、ジェシカさんは税関手続きのための携帯品・別送品申告書を急いで記入。サンドイッチのことは、すっかり忘れていた。
そしてオーストラリアの空港に到着し、検疫の係官がジェシカさんのバッグの中でサンドイッチを発見した。冗談めかして「これは夕食用ですか?」と聞かれたため、ジェシカさんも笑いながら「眠ってしまって、機内で食べるのを忘れていました」と答えたそうだ。
■「28日以内に25万円支払いを」
すると奥からバイオ・セキュリティの係官が現れ、ジェシカさんに聞き取りを行った結果、「法律に違反したため、28日間以内に2,664豪ドル(約25万円)を支払ってください」と告げられてしまった。
ジェシカさんは動画の中で「皆さんも持ち込み品には十分に気を付けて。各国が厳しい制限を設けているわ」と注意を促した。
とはいえ、オーストラリアは世界の中でも群を抜いて入国時の検疫が厳しいことで有名だ。持ち込む食品はすべて申告する必要があり、ジェシカさんのように罰金をくらうケースもある。
■固有種の動植物を守るため
オーストラリアがそこまで厳しくする理由は、固有の動植物が多く、その貴重な生態系を守るため。また、食品や動植物に有害な微生物や病原体が含まれていることがあるからだという。
さらにサンドイッチのハムやレタスなど、肉や野菜そのものが持ち込み禁止だ。オーストラリアの法律でこれは厳しく定められており、ジェシカさんの場合は、食べかけのサンドイッチを機内に置いて降機するべきだったという。
・合わせて読みたい→20代女性が還暦迫る中高年男性との年の差恋愛を激白 「夜の生活も最高」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)