オールスター第2戦 「坊っちゃんスタジアム」はどうしてこの名前なの?

マイナビオールスターゲーム2022第2戦の開催地「坊っちゃんスタジアム」。なぜ坊っちゃんなのか?

坊っちゃんスタジアム

プロ野球ペナントレース前半戦が終了し、今年もオールスターゲームが開催される。開催地は7月26日の第1戦が福岡ソフトバンクホークスの本拠地である福岡PayPayドーム。27日の第2戦は地方球場歴代最多の3度目となる、愛媛県松山市の「坊っちゃんスタジアム」となっている。

坊っちゃんスタジアムでプロ野球の公式戦が開催されるのは年に数回だが、インパクトのある球場名なので耳にしたことがある人も多いだろう。ただ、地図で調べてみると(松山中央公園野球場)と別名が併記されていることに気付く。

なぜ「坊っちゃん」のような特徴的な名前がついたのか、また、現地ではどのよう名前で案内されているのか、オールスター戦直前の球場へ、今年から松山市へ移住した記者が向かった。


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■坊っちゃんスタジアムの名前

坊っちゃんスタジアム 松山中央公園

坊っちゃんスタジアムは松山市の中心部から南へ車で15分ほど行ったところにある、松山中央公園の敷地内野球場で、2000年に完成。四国最大級の3万人収容可能なスタンドを持つ。

公園を運営する松山市文化・スポーツ振興財団のホームページによると、施設利用案内には「野球場(坊っちゃんスタジアム)」と書かれている。坊っちゃんスタジアムは一般公募で決まった愛称だそうで、現地の案内板には「坊っちゃんスタジアム」の名前が主に使われている。

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■「坊っちゃん」は夏目漱石の小説から

坊っちゃんスタジアム案内

坊っちゃんスタジアムの命名の由来は、松山が舞台となっている夏目漱石の小説『坊っちゃん』にちなんだもの。漱石は松山で教師をしていたことがあり、その体験を元にして執筆された作品とも言われている。

なお、愛媛には、坊っちゃん団子、坊っちゃん劇場、坊っちゃん列車、坊っちゃん文学賞など、坊っちゃんの名前をつけたモノが多く、松山の地元民にとても愛されている小説だとわかる。

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■なぜ地方球場最多の3度目開催?