ダイソー、販売中止になった「あいつ」に似たお菓子が メーカーに聞いてみると…
ダイソーで「カール」にそっくりなスナック菓子を発見。食べてみると…。
2017年、多くの人に愛されながらも全国販売中止になったスナック菓子の「カール」。あれから5年、なんとダイソーに同商品とソックリなお菓子が並んでいた! メーカーにこのお菓子の「正体」を聞いてみると…。
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■ダイソーで発見
7月中旬のある夜、仕事で必要なものを買うため、記者は都内のダイソーを訪れた。お目当てのものを見つけ、小腹が空いたのでスナック菓子コーナーも覗いてみることに。
すると、「カール」という文字が目に入った。…ん? お菓子のカールはいま全国で販売されていないはず。近寄ってよく見ると、記者の見間違えで「CARU(カルー)」という名前だった。
ただ、パッケージに印字された写真はどことなく「あいつ」に似ている…。ご存知、スナック菓子の「カール」は17年8月生産分をもって全国販売を中止し、関西地域以西の西日本限定販売となった。
1968年の発売以来、大人から子供まで多くの人に愛されたお菓子は、東日本から姿を消すことになったのだ。
■「カルー」を食べてみると…
関東在住の記者がそんなロングセラー菓子を見なくなって5年。まさかのダイソーでソックリな商品と遭遇したのである。これも運命だと思い、「カルー」を購入。自宅で食べてみることにした。
袋を開けると、見た目は少々違うように見える。「カール」はその名の通り、くりんとカールしているが、こちらのお菓子は曲がり幅が少ない。
食べてみると、サクサクした食感で味はチーズがガツンと来る感じではなく、和風でややあっさりした味付け。変にクセがないので、おやつだけでなく、お酒のおつまみにしても良さそうだ。
■メーカーに聞いてみた
ネット上では、「ほぼ同じ味だったので自分のなつかしみが満足した」「ギリのネーミング」「こんなの売ってたのか…」など、「懐かしのあのお菓子」を連想する声があがっている。同商品を製造しているニッポー株式会社に、「カール」との関連性を聞いてみた。
「弊社製造の『CARU(カルー)』は、弊社のオリジナル商品として開発致しました。スナックの形状はアーム型で、他メーカー様とは異なる商品と認識しています」(ニッポー株式会社)。食べてみると分かるが、形や味は似て非なるものである。
とはいえ、5年ぶりに食べた人は昔懐かしい不思議な感覚に襲われたのかもしれない。
■気になる名前の由来は…
名前の由来を尋ねたところ、「商品名の語源は『軽い』です。<軽いスナック>をイメージしております」(前出・ニッポー株式会社)とのことだった。軽いスナック→かるーい→「カルー」ということだろうか…。
ちなみに、同商品はダイソーのみの取り扱いとのこと。気になる人はぜひ食べてみて欲しい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)